渋谷、新宿、六本木、方々のキャバクラに顔を出していたアタクシですが、一番頻繁に通っていたのは、住まいの隣駅・高円寺のお店でした。

あるとき、いつも通りに江里子ちゃん(仮名/名前を忘れた)を指名して待っていると、隣に座ったおじさんが声をかけてきました。

しばらく、おじさんと会話を交わしていると、江里子ちゃんが、アタクシの席にやってまいりました。


と、耳打ちするように小声で彼女は言いました。

江里子「ねえねえ、あの人に何か言われた?」

マツケン「あー言われたよ」

江里子「何て言われたの?」

マツケン「あの女はやめておけって言われた」

江里子「そう」

マツケン「<俺はベンツを買えるくらい貢ぎこんだけど、まるでオチなかった>って言われたよ。だから、やめておけって」

江里子「サイテー」

マツケン「でもね、おれは言ってやったよ。あなたがベンツだったら、オレは家一軒買えるくらいつぎ込んでやるってね。ワハハハハはーはー」

って、実際に家買えるほどの金あるわけないのよ。当然ね。
ただ、そんな風に浪費が絶えないアタクシは、あっという間に貯金が借金に変わり、それが見る見る内に膨らみ、苦しい生活を送るハメになったのでした。

で、昼は映像の仕事、空いてる夜は阿佐ヶ谷のスナックでバイト、時折、友達から競馬ライターの仕事を貰い、セッセセッセと借金苦から抜け出そうとしていた時に出会ったのが、後に奥さんとなるミポだったわけです。
見事にキャバクラは行かなくなりました。あんまり、ミポが面白すぎて、行く必要がなくなってしまったのです。
男って、女性でガラッと変わる時があるもんなんすね。

ミポとの出会いとか、うんぬんかんぬんなノロケは、別の場所で・・・する機会もないか。

マツケン

出会いに
大洗にも星はふるなり、これって全力すぎてスピンオフじゃねえじゃんスペシャル
は発売して1月経っちゃったよ
出演者 山田孝之 山本裕典 ムロツヨシ 白石隼也 佐藤二朗  脚本・監督 福田雄一


イベントの時、当時、僕が働いていたスナックや、行きつけの飲み屋(キャバクラじゃないところ)を訪ねてみたのですが、つぶれていました。あーーーノスタルタルソースジック!!

マツケン
$大洗にも星はふるなり (出演: 山田孝之 山本裕典  ムロツヨシ 小柳友 白石隼也 / 安田顕 佐藤二朗 戸田恵梨香 )まんぼうボーヤより
ヒョードル「結局、おれ達はキャバクラに連れて行ってくれないわけね」
ボンピレオ「そやな。寝よ寝よ」