先週末の11月29日に出雲大社の神迎祭があり、しばらくは神在月の神事が続きますね。今年は神迎祭が土曜日ということで、久しぶりに行ってみようかなと思っていたのですが、ちょっと断れない用事が入ってしまい断念しました。でも行けたとしても週末と重なったとなれば大変な人出でえらいことだったのではなかろうか?と思います。できれば神在月の間に一度お参りができればと思うのですが、何やかやと用事が入ってくるためなかなか思うようになりません。白内障の手術のおかげで運転していても大変よく見えるようになったのでどこに行くのもルンルンなんですけどね(笑)。
1カ月ちょい前、眼の手術の直前に松江まで行く機会があったのですが、これは松江城が目的でそれ以外はどこも観光せず帰りに境港にまわって黄金のラーメンを食べて戻ってくるという弾丸ドライブでした。
実はこの数日前に外国の女子高生を2泊3日で預かってくれと急に頼まれまして、その中日が休日で丸1日面倒見てくださいといわれたのですが、実際にどう1日をつぶしたものかと悩みました。まあ日本が好きでホームステイに来るくらいだから当然アニメとかなら食いつくだろうと思い、名探偵コナンの作者の青山剛昌さんの出身地の記念館が1時間半ほどのところにあるので、そこにでも連れて行こうかと思いましたが、それだけでは芸がないので、ここと松江城と2つをオファーして好きな方を選ばせたら、まあなんと日本の古い文化に興味があるので松江城がいいというではありませんか、17歳のイタリアJKがですよ。
NHK朝ドラの「ばけばけ」が始まっていたので、こちらも人出がすごいのではないかと思ったのですが、お城周辺の駐車場は一杯でも松江城そのものはほどほどの人でちょうどいい加減でした。JKもそれなりに楽しんでくれたようでよかったです。

「ばけばけ」を視ていると当然松江弁が耳に入るのですが、これがまあ私にはまったく違和感がないんですよね。私は10代後半から7年ほど米子で過ごしたのですが、地元の人に感心されるほどの完璧な米子弁話者になっていました。松江には何度も行っているのですが、店の人との会話程度だったので本当の松江弁がどんなものかは知りません。でもドラマで話しているデフォルメされた松江弁はほとんど米子弁と同じに聞こえます(多分地元の人からは異論があると思いますが)。ほんとうになんでも「あげ・そげ・こげ」なんですよね。
出雲弁というと「砂の器」の重要なポイントになったズーズー弁が有名ですが、あれは主に奥出雲地方でリアルに話されている方言です。アルバイト先に奥出雲から来るおじさんがいたのですが、本当にズーズー弁でほとんどなにを言っているのかわかりませんでした。正直、出雲地域の言葉も明らかに米子弁とは違うので、松江弁もそっち寄りだと思っていたのに違和感がないというのは意外な発見でした。まあドラマ用に分かり易いようにかなりデフォルメしてあるので何とも言えませんが。
松江といえば最近もう一つ驚いたことがあります。「ばけばけ」で島根県知事役の佐野史郎さん、松江の出身というのは有名ですが、先日放送されたNHKの「ファミリーヒストリー」を視たのですが、代々続くお医者さんの家系でいいとこのお坊ちゃんだったんですね。でももっと驚いたのはお母さまが出雲国造北島家一族の出身とのこと。地元ではこれ以上はないと言っていい血筋で、これからは佐野史郎さんを見る目が変わりそうです、ほんと(笑)。まあ「ばけばけ」も適当に笑いを入れた面白いドラマなんでこれからも楽しみにしてます。
