前記事で紹介した和気神社からそう遠くないところにある神社です。祭神は牛頭天王、こちらは写真にあるようにこぶし大の備前焼の牛を供えてお願い事をするという風習があるそうです。お願い事をしたら牛の焼き物を1体持ち帰り、成就したらお礼参りで持ち帰った牛と共にもう1体新しいものを添えて2体お返しする、というシステムらしいです。従い長い年月で牛の焼き物が倍々で増えた結果大きな山になっています。

 

こちらは鳥居をくぐり石段を登っても、ほかの神社のような拝殿や本殿というものが見当たりません。歩いていると大小の祠は数か所あるのですが、後は何も見当たりませんでした。私も戸惑ったのですが、どうもご神体はこの牛の焼き物の山の中に埋もれたまま鎮座されているらしいです。つまりこの牛の山が本殿ということになるようです。

 

今年は丑年ということもあり、地元のテレビでは繰り返し取り上げられていました。以前から何度かテレビで見て知ってはいたのですが、お参りしたのは今回が初めてでした。

 

ここまでは普通の神社にしか見えません。

 

小さな牛の焼き物

 

牛の焼き物の山。皆さん熱心に持ち替える牛を選んでおられました。

 

備前焼の地元なので狛犬も備前焼です。