朝一で熊野那智大社の参拝を終えたあと、帰り道は紀伊半島を西に回り、途中から高速で帰るルートにしました。このルートを走るのは前がいつだったか思い出せないくらい久しぶりでしたが、田辺から南の無料区間を含めずいぶん延長されていました。この日も午前中は快晴で、きれいな海岸線を見ながら良いドライブができました。
こちらのルートを選んだのは串本町にあるトルコ軍艦の遭難の地に寄りたかったというのも理由の一つでした。1890年(明治23年)、日本訪問中のトルコ軍艦エルトゥールル号が神戸への航行中この地で嵐に逢い難破し何百人もの犠牲者が出た事件。同時にその嵐の中、難破に気付いた地元の皆さんが必至で救助したこと。この辺りは数年前の映画「海難1890」でリアルに描かれています。
この事件がきっかけで日本とトルコとの友好が始まったのは有名ですが、両国のきずながこれからも深まっていくことを期待します。とはいえ、最近のトルコの動きは対米関係の関係で日本にも難しい選択を迫っています。彼の国には彼の国の事情があるし、難しいと思いますが、いい方向に進んで欲しいものです。
取りあえず、慰霊碑に手を合わせてから一気に帰ってきました。
エルトゥールル号遭難者慰霊碑
こんなところで難破したそうです。