前記事の私の書き方で、何となく星 野リゾートを手放しで絶賛しているわけではないと感じた方もおられると思います。
まず誤解のないように先に繰り返しておきますが、若いスタッフ達は皆自分の仕事に一生懸命だったし、プライドと自信をもって仕事をしていました。この点はテレビなどで紹介されている通りでした。従い、以下の内容は決してスタッフに対する不満ではありません。しかしマネージメントサイドにはぜひ一考をお願いしたいとは思います。
完璧と思われるようでもやはり不満というものはあるものです。私の場合、これは不満ではなく「トホホ」という感じですが。それは何かというと部屋そのものについてです。
到着して一息ついたら女性陣はそろって温泉に行き、そのあとは食事と続き、あっという間に夜が更けていきました。その後ベッドでゴロゴロしていた嫁さんが寒いと言い出しました。そこで初めてエアコンのスイッチかリモコンはどこかいなと探し始めたのですが、これが見当たらない…。
あるのは昔の旅館で見かけたことのある古臭い3段階送風スイッチしかないセントラルヒーティング式の送風機だけ。「えっ、まさかこれじゃないよな?」と思ったのですが、ほかにそれらしきものが見当たりません。
試しにスイッチを入れてしばらく待っていても室温と変わらない風が出てくるだけ。まさか一人ン万円も取る部屋で今時独立エアコンがないなんてありえない!と思う反面、現実にいくら探しても送風機しかない。

試しに娘たちの部屋に行ってみると、なんとその壁には現代バージョンのエアコンが。改めて「コレハドーユウコト???」と混乱しました。
結局嫁さんは温まってくると言って、娘を誘ってもう一度温泉に行きました。私もエアコンがある部屋とない部屋があるのはどういうことなのかと疑問に思ったので喫煙所に行くついでにフロントに寄って聞いてみました。
結論から言えば、一部の部屋にトライアルでエアコンをつけ始めたばかりなので、実はエアコンがある部屋とない部屋があるのだと、フロントのお兄さんが申し訳なさそうに説明してくれました。
全体的には至れり尽くせりで、スタッフたちも一生懸命頑張っているのに、肝心の部屋そのものが暑いの寒いのに対応できないというのは根本が違うような気がします。特にこの日は雨でこの時期としては寒かったのではないかと思いますが、それにしても、ねぇ。私はといえばそれほど寒いと感じていなかったので、嫁さんが言い出すまでエアコンの事なんぞ考えもしなかったんですけど。
まあせっかくスタッフの皆さんが頑張っているのに、その努力が半減するようなことにならないようにしてあげて欲しいと思います。まあ客の立場としてもちょっとがっかり、というか驚きでした。