前記事からの続きです。

十和田湖から渓流沿いに国道102号を下ってくると木立が続く道沿いにいきなりホテルが現れましたが、一瞬それとは気づかず思わず通り過ぎそうになりました。
話題の星 野リゾートとはどんなものかと思っていましたが、基本的には期待は裏切られませんでした。私的には思うところがないわけではないのですが、何よりも嫁とババが「良かった!良かった!」を連発しており、我が家的にはこれが全てであります。
ホテルはロケーションも良く、建物や施設はそれなりに洗練され、スタッフの教育も行き届いており感心しました。それもほとんどが30代以下で、私のようなオッサンやオバサンのスタッフは見ませんでした。食事は朝夕ともにバイキングスタイルでしたが、女性受けするようなメニューが多く用意されていました。田舎者が田舎の宿に泊まっても環境的にはさほど感動するわけではないのですが、リゾートホテルという非日常に身を置く機会など一生に一度あるかないかなのでいい経験をさせてもらったと思います。

私が出張で泊まるような宿と比べるのは野暮というものですが、かなり別世界でしたね、まあ安いとは言っても渓流と逆のストリートビュー側の部屋でも一人(ん)万円ですから、コスパ的にはちょっと高いように感じました。天候に恵まれていたらもっと散策に出たりして楽しめたのでしょうが、この点は残念でした。
まあそういうわけで、夕方入って翌日の朝には観光としては比較的早く出発する行程であったため、せっかくの星野 リゾートも部屋と温泉とレストランと喫煙ブース以外は分からないままでした。


2日目の朝は東京からの帰宅便の関係で9時ごろには出発する必要がありました。もともとの天気予報だとこの日は雨が上がっているはずが、実際は結構な雨降り。青森から来た観光タクシーの運転手さんに空港までの道を確認したら、八甲田山周辺はガスで2-3mしか先が見えなかったので下手したら2時間くらいはかかるというので内心焦りましたが、私が走るときには100mくらいは見える状態になっており予定通りの時間で空港に着くことができました。これも天気が良ければいい景色だったんだろうなと思います。それにしても今回は2日ともアップダウンと急カーブの続く道路を走ったのですが、何に困ったかといえば、かなりスローペースで走っていても誰かが「酔いそう」といい始めることでした。経験的にこの魔法ワードくらい時間読みを難しくするものはありません。
その後は順調に羽田でも時間をつぶしながら無事帰宅ができ、私も婿の務めを立派に果たすことができました。