まあ関東方面の仕事がひと段落したと書きましたが、現実問題としてちょこまかした課題はまだあるわけです。今回の悩みの種というか長年引きずった根本原因は、商品が外国製ということに尽きます。

でまあ、ひと段落着いたら彼の国の担当者も知らん間に交代したようで、メールを送っても返信が違う人間から届き始めました。厳密にいうと今までやり取りしていたヤツが別の人間に転送して、そっちから返事が来るというパターンになっているので、ちょっとこっちとしては???なんですが、まあビジネスライクというか、ねえ。

でも新しくやり取りを始めた新担当が実はかなり話の分かるいいヤツじゃないのかというのが分かりました。このいいヤツらしき人とは面識がなく、ポジションもよくわからないのですが、多分アフターサービス部門と推測してます。今までの担当は立場的にはマネージャーでも、まだ30歳そこそこで知識はあるのかもしれないけれどあまり現場経験のない人間だったので、時に話が通じなくてイライラさせられたこともありました。経験上こういうパターンは外国ではよくあるので驚くことはないのですが、当たりはずれも結構あるので。まあこの人自身はまじめで一生懸命だったのですが、打てば響く感はあまりなかったわけです。

それでは新パートナーはというと、状況を説明したら一発でこちらの置かれている状況や心情まで理解した返信が返ってきました。これはある程度現場で冷や汗をかいた経験がないと出ない言葉で、結果としてはこちらにとっては良かったのかなと思っています。これで毎度毎度文法のでたらめな英文メールをA4数枚分も書く労力が減るというか報われるのであれば大歓迎です、はい。

欧米の場合、実務経験が無くても理屈が分かっているだけでマネージャーになったり、採用に応募してくるのにもちょっとかじったことがある、と言っても実際には何も分かっていない・デキないくせにこれもできるそれもできると言って自己アピールし、実際にやらしたらなーんもできないというのが多いんですよね。実際私も現地で仕事をしてきて何人もこういうのを見てきました。だから結構本物と出会うことが難しいのですが、逆にできるヤツは、むっちゃできるし、その努力はハンパないというのも何人か知っています。

このハンパないのがお客さん側だとこっちもきついのですが、こちら側に居たら大変心強いわけです。まあ国に関係なく普通に当たり前のことですが(笑)。でも、奴らもいつもビジネスライクかというと、そこは同じ人間なんで、やはり最後は情なんですよね。理詰めだけで話を持っていくとそれなりの回答しかしないのですが、結構情に訴えると思いがけず動いてくれたりするわけです。考えてみれば「北風と太陽」の寓話もヨーロッパだし、有名なデール・カーネギーの書いている「人を動かす」なんていうのも内容的には日本人のメンタルと変わりません。

う~ん、なんか,なにを書きたいのかよく分からなくなってきたので、もうやめます。まあ、つまるところ国や人種で違いはあるのは当然でも、なりに情の通じるものだということで(苦笑)。おしまい。