いや、まあ歳をとると目の覚める時間が早くなってきました。5時ごろに目が覚めて2度寝をしようと頑張っていると、いつの間にか本来起きる時間に寝過ごしそうになったり・・・。

昨日・今日と嫁さんが泊りがけの同窓会に出掛けて留守なので、ちょっとやりたい放題に過ごしました。といっても特別なことをしたわけではありません、はい。まあ、映画館で2本連チャンで観てきただけなんですよね(笑)。イオンシネマに行くと55歳以上だと一人1100円で観られるので…。ほかの映画館だと夫婦のどちらかが50歳以上だと2人セットで半額なんですけど、同じものを観ることになるため趣味が違うと難儀なことになるのでちょっと。まあ、あと数日で60になるので、今度はどこでも一人で安く観られます、ルンルン。

観てきたのは「8年越しの花嫁」と「MAN HUNT」です。作品的には何の共通点もないのですが、実は両作品ともわが県内でかなりの部分ロケされているんです。「8年」の方はそのものズバリ、ウチの県の人に起きた実話なのでご存知の方も多いかと思います。「MAN」の方は中国映画なのになんで?と思われるでしょうが、実は牧場とか山のシーンの大半は私の実家の近くで撮影されたものなんです。つまり、ジモティーの郷土愛丸出しの映画三昧、というのが昨日の過ごし方でした。

まあ「MAN」は作品としては私的にちょっと陳腐に感じたのですが、一生懸命「このシーンはどこらへんかいな?」という方に関心を向けて見てました、(苦笑)。具体的には牧場のセットは私の実家から直線で2‐3キロの地点で、セットを作っている時にも様子を偵察に行ってきたことがあります。かなりガードが固く、チラッとしか見れませんでしたけど。ちなみに作品では一瞬ですが大山&烏ヶ山も見えました、ただ俯瞰するシーンだと加工してあるように見えましたね。

もっと言えば、この場所の候補に実家周辺の2-3か所が挙がったのですが、その一つが私の実家の牧場周辺になった関係で(選ばれたのは別の場所)、地元がロケ地になったという極秘情報も早くに耳に入りました。実際には市役所が担当したらしいのですが、箝口令が敷かれていたので知らない人は撮影が始まっても知らなかったらしいです。嫁さんなんか、福山雅治が来たら絶対ロケを見に行くと言っていたのですが、知らない間に終わってました(笑)。

「8年」の方はおじさんが一人で見るのはちょっと恥ずかしかったのですが、いい作品でしたよ。さらに実話だと思うと、本当に頭が下がる思いです。変な話ですが、佐藤健という俳優はイケメンというより、そこら辺にいる普通のアンチャンという印象で安心しました。でも主役級の人たちは完全標準語だったというのはジモティーとしてはちょっと寂しいかな。

映画館で観るだけでなく、このところレンタルビデオもちょいちょい借りて観てます。一番最近は「LA LA LAND」、1週間くらい前にレンタルで出た作品ですが、これも半分ジモティー感覚です。映画館でも観ていたのですが、いい作品だったし、舞台がロサンゼルス、特にグリフィスパーク周辺での撮影が多いので改めてゆっくりと観ました。グリフィスは昼となく夜となく数えきれないくらい行ったし、「理由なき反抗」の大ファンだしということで思い入れも深く、40年近く前の若い日の思い出がいろいろと蘇ってきます。

それ以外で最近借りたのは「ハドソン川の奇跡」と「スノーデン」です。「ハドソン」は数年前に起きた飛行機事故で、奇跡的に一人も犠牲者がいなかったという実話です。大変興味深い内容でしたが、内容的に嫁さんが嫌うのでこっそり観ました。「スノーデン」はアメリカ政府のCIA極秘情報を流したということで世界中が騒然とした事件の本人を扱った実話(たぶん?)です。なんか実話ばっかり選んでますね(笑)。

スノーデンで気になったシーンは、彼が日本で勤務している時に「仮に日本がアメリカと敵対することがあれば、日本のインフラをたちまち機能不全に陥すことのできるソフト(ウィルス?)を仕込んだ」と言っていたことでした。これが事実だとすれば大変なことなんですが、日本政府の担当者としては何らかのカウンター対策を行っているのかが気になります。

明日からは2-3日気ままな一人旅に出る予定です。何時でも行けるようで、なかなか行くことのできない京都・奈良方面の神社を巡ってきます。1-2か所のピンポイントなら日帰りも可能ですが、片道3時間程度のところというのは日帰りだと現地でできることって限られるんですよね。昔お世話になった人の墓参りもしたいし、今回は欲張らず、取りあえず主要な神社だけを押さえてきたいと思います。まあ、この小旅行が定年の節目で、はやりの言い方だと「自分へのご褒美」ですかね。それにしてはしょぼいのですが…。