本日12月31日、大みそかなんですが木曜日ということで確認したら映画館のメンズデーでした。つーことで1100円でOKということでまたまた米子まで行ってきました。
目的は前記事でも書いたように「杉原千畝」とともに観たいと思っていた「海難1890」です。上映期間自体がもう終りに近いため1日2回しかなくて、それも朝8時と夕方6時半という中途半端な上映時間で、まあ…。まんざら大みそかに夜遅くまで家を空けるというのもなんなんで仕方ないので朝6時に起きてひとっ走りしてきました。そしたら峠は雪で真白、天気予報では正月前後は温かいはずだったんですけどね。せっかく昨日痛い足を引きずって車3台磨き上げたんですけど、あえなくどろどろになりました。
でまあ「海難1890」ですが、ご存知とは思いますがトルコと日本の深いきずなが結ばれる元となった不幸な海難事故をもとにした映画です。それに加えてイランイラク戦争当時にトルコが日本人救出のために救援機を飛ばしてくれた好意をからませて「善意の連鎖」とでもいうものが描かれています。
もう上映期間も長くはないと思いますが、できるだけ多くの人に見て欲しい作品です。間に合わなければビデオになってからでもお勧めします。杉原千畝の時にも書きましたが、これは先人が後世の日本人に残してくれた貴重な遺産だと思います。こういったすばらしい歴史的な事実をこれだけ国際的になった現代に生きる我々こそが正確に知っておく必要があると思います。
まあタイトルで泣けたと書いたのですけど、実を言えば私はテレビや映画とかでウルッと来ることはない人間なんです。というか、悲しい場面とかつらい場面とかはスイートスポットになることはありません。ウチの嫁さんなんかは気が強い割には「まさかこれで泣くか!?」と驚くほどに涙腺が弱いのですが、私のスウィートスポットではケロッとしてます。人間ていろいろですよね。
そういう訳で私の泣けるスイートスポットはどうも「利他的な自己犠牲」的なことのようなんですね。何となく今日分かったような気がします。ですからストーリーで泣くというよりは、こみ上げてくる感動というか共感で思わず涙が出るという感じのようです。なにせ滅多にない経験なんで、どこか冷静に面白がって見ている自分がいましたね(笑)。

今日米子からの帰り道にふと見たら桜が咲いていました。地元では通称「四季桜」と呼ばれるのですが、実は11月の終わりごろから咲き続けています。

年末年始の出張が2つもなくなったお陰で29日から3日まで、当番の日だけ1回出勤するだけであとはゆっくり休めることになりまして助かってます。正月の支度も昨日で完了し、今日は↑のように映画に行ったりしてリラックスしてます。
今年も残すところあと5時間弱、今年もいろいろお世話になりありがとうございました。
皆さんよいお年をお迎えください。