先週の日曜日に東京に行ってきたと書きましたが、今回は赤い飛行機(J○L)で行ってきました。仕事がらみのときはほぼ90%青い方(A○A)を使うんですが、今回はプライベートだったので往復で1000円くらい安いうえに前日まで空席があったものでこっちにしました。
ウチラの空港からは羽田まで赤いの青いの共に5往復づつで、1日10往復飛んでいます。さらに新幹線と競合路線ということで前日までに購入する特割り料金が充実しているので往復約3万円と新幹線と変わりません。飛行機か新幹線かというのは好みの問題もありますが、新幹線の駅に近い人は別にして、我々のように田舎に住んでいる人間は新幹線の駅まで行くのが大変なんで飛行機のほうが便利なんです。それにウチラの空港の駐車場は一部を除いてタダなんです。
で、青いのは最新の787を中心に767・777と250人以上乗れる機材が中心で、赤い方は737やMD90といった150人前後の小型機が中心です。ところが、席の多い青い方は特割りの空席がほとんど残ってなく土曜日に購入しようとすれば無理かも、という状態だったのに比べほぼ同じ時間帯の赤い方はガラガラ。
そういうわけで今回赤いのを使ったのですが、改めて気がついたのは「赤いのはコーヒーを出してくれる!」ということです。青いのが機内サービスからコーヒーをなくして(有料、300円)すでに1年以上、お茶とジュースは無料なんですけどコーヒーとタバコがないと生きていけない私はタバコを我慢している分せめてコーヒーを出して欲しいんですが・・・。
久しぶりに赤いのに乗った感想はというと、飛行機が小さい以外は「青いのよりもいいかも」ということです、ちょっと安いし(モノレール代往復分)。それにしてもMD90というのはミョーに仰角が大きいような気がしますね。最近の飛行機は結構水平に感じるのですが。
赤い会社は経営の問題や組合の問題といろいろと話題が絶えないのですが、最近は業績も回復しているような報道もあり、それなりに頑張っているようですので是非とも早く元気になって欲しいですね。かつてはナショナルフラッグキャリアと呼ばれていたのですから。それにしても同じ時間帯で大きな機材の青いのは満席で小さな機体の赤いのはガラガラというほどの差はナゼに・・・
あれは30年近く前のこと、3年半のアメリカ駐在を終え出国以来初めて日本の土を踏むという帰国便が、赤い会社のストライキのために台無しになったのを思い出しました。何でビジネスクラスのチケットで他社のエコノミーの3人掛けの真ん中で狭い思いをして帰ってこにゃあかんねん!と大いに怒った、というか今思い出しても腹が立つ記憶です。この経験から心情的には赤いのは嫌いなんです、ホントは(笑)。ですから映画の「沈まぬ太陽」を観ても「おまいら組合のせいで迷惑こうむった人間ことを考えたらエラそうなことはいえんやろ、ただでさえ高給取りのくせに!」と心の中で叫びつつ主役への同情心は沸きませんでした(渡辺謙にうらみはありませんが)。
話はガラッと変わりますが、米子や出雲から東京に飛ぶ場合は特割がないので、かなり以前に早割りでも購入しない限り、片道が約3万円とウチラから飛ぶ倍の金額が掛かります。こちらの空港から米子ICまでクルマで2時間弱掛かる(1時間半はちょっとキツイ)のですが、3万円の差と10便飛んでいる利便性を考えればレンタカーや高速代を考えても少し移動時間に余裕を持てばかなりお得になるんですね。事実最近は駐車場に停まっているクルマを見れば山陰のナンバーが目に付くようになりました。山陰-東京を移動する皆さん、こういう選択肢もあるということなんで今度は一度検討されてみては?
そういうわけで、赤い会社も青い会社もそれぞれ切磋琢磨してがんばって欲しいと思います。これからはLCCの動向も無視できなくなるので、航空業界は目が離せませんね。でも効率ばかり追求して変な方向に行かないように祈りながら、陰ながら応援してます。
参考資料:ウチラの空港 http://www.okayama-airport.org/timetable/tokyo/