昨日の朝マレーシア出張から帰国しました。現地を深夜の24時ごろに出て、早朝日本に到着するフライトで、いわゆる「レッド・アイ・エクスプレス(寝不足で目が赤くなるという事でこう呼ばれます)」というやつのため、飛行機でほとんど寝られない私は、お疲れモードと寝不足で昨日は爆睡でした。

今回はほぼ1週間行っていたのですが、かなり難しい仕事内容のため出発前からうまくいくのだろうかと考えると非常にナーバスになってました。結果的には何とかなりましたが、最後の最後までハードで、まったく余裕がない旅でした。

帰国する日も夕方まで仕事をして、お客さんから空港に直接送ってもらったのですけど、ただでさえ余りゆとりがないというのに、途中で高速道路を降りるので何かと思えば、向かった先は「ジャスコ」。そう、日本にあるあのジャスコです。実はマレーシアには結構あるようで、中に入ると日本のジャスコとほとんど同じ感じです。

で、ジャスコで何をするのかと思えば、我々に持たす土産を買って、ついでに最後の晩飯を一緒に、という涙が出るほどありがたいお言葉・・・きっ、気持ちは本当にうれしい、でも飛行機の時間が・・・それも3連休の中日の日曜日に加え、ラマダンで晩飯に繰り出したモスレムの人達で駐車場も中のレストラン街もいっぱい・・・気持ちはうれしいけど、早いとこ空港に連れてってくれ!と心の中で叫んでました。

結局空港に着いたのは2時間半前、すでにチェックインカウンターには気が遠くなるほど長い長い列が・・・おかげでイミグレーションを抜けたらほとんど時間が残ってませんでした、ハァ。

えーと、そんな事を書こうと思ったのではないので、そろそろ本題を。

帰国前日の一昨日が衆議院選挙で、まあどうあがいても自民党は勝てないだろうというのは明白でしたので、後はどの程度の敗北かというのが気になっていたのですが、帰国してみたら予想外の大敗でした。事前のマスコミの騒ぎようから、実際には逆に揺り戻しがあると思っていたのですが、予想が外れてました。

民主党がここまで一方的に勝ってしまうと、かなり不安な気持ちになるのは私だけではないと思います。まあ、自民党にもいろいろと言いたい事がないわけでもないし、わけの分からん連立なんぞ組むから、本当の自民党支持者は逆に距離を置くようになったところもあるだろうし、自業自得といえなくもないのですが・・・ でもやはりもう少しは勢力が拮抗していてほしかった・・・

実は前回の参議院選挙のとき、わがO県ではかなりこわもてのイメージが強く自民党の実力者の片山虎之助という人が出馬しました。それに対して民主党からは女性県議であった姫井由美子という、知名度もないまあチョットかわいげなおばさんが出ました。事前には誰もがどう考えても片山虎之助の圧勝だろうと思っていたと思います、私も当然そう考えていました。

ところが、ふたを開けて見ると姫井さんの勝ち! 姫井さんに入れたという人の何人かに聞いて見たら、誰もが口をそろえて片山さんが落ちる訳がないから、どんな人かは知らんけどチョット姫井さんに入れてみた、というんですよね。ついでにいえば、片山さんが落ちるくらいなら入れるんではなかった、とも・・・これが1票の重みというものを典型的に物語っています。

ま、当選直後は「姫のトラ退治」などとマスコミにもてはやされたのですが、その後は知る人ぞ知る「ぶって、ぶっての姫様」「姫様ご乱心の離党騒ぎ」と、まあ我県の恥さらしで、今は一体どうしているのやら。

民主党も元自民党、それも典型的な「田中派」の元メンバーがかなりいるので、まあそれほど非現実的な事はないとは思うものの、同時に元社会党のメンバーもいるので、アチコチでちぐはぐな政策が出てくる事は予想できます。そうはいっても与党となったのは事実なんで、今度は現実的にならざるを得ないだろうから、後は少しでもこの国をよくする方向に進んでほしいと思います。

とりあえず、我県の例が総選挙の結果の縮図にならないことと、外国人参政権だけは実現しないことを願っています。