ここまでセンスが優れた監督が今までいただろうか?
色彩検定がスペインにもあるとしたら、彼は間違いなく1級だろう。(たぶん)
赤を中心にすべての色が鮮やかに描かれていて、
監督の色に対する意識が伝わってくる。
ストーリーは、彼らしくややアブノーマルな方向に傾いた作品ではあるが、
明るい希望が残る作品である。
女性のほうに支持されている作品らしい。
自分にとっては、少し監督の感性についていけない所があり、
違和感のようなモノが残ってしまった部分があった。
でも、面白かったので異性に問わず見てほしい。