映画に欠かせないものと言えば音楽。


ルイス・ブニュエルの「昼顔」のように
全く音のない異質な映画もありますが、


映画音楽は作品を見る上での
楽しみでもあります。


私は映画音楽は
ベタにミシェル・ルグランや
ニーノ・ロータ、
エンニオ・モリコーネあたりも
好きですが、


特に映画専門の作曲でなくても
映画作品とピッタリな音楽は
たくさんありますよね(´ω`)


たとえば70年代に流行った
プログレッシブ・ロック。


私はマイク・オールドフィールドの
「チューブラー・ベルズ」が大好きです。
この曲は「エクソシスト」の曲だと
思っている人が多そうですが、


もともとは映画用に
作られたわけではありません。


でもあまりにも作品と
音楽がマッチしすぎていたので


もはや「エクソシスト」の代名詞のように
なってしまいました🤔


「エクソシスト」は
雑な作りのものが多いホラー、
オカルトジャンルの中では
かなりレベルが高く、


主人公の苦悩や葛藤といった
心理描写なんかも
なかなかきちんとしているので
私はけっこう好きな作品です。


ただ、若い神父の心の弱点となる
母親との関係を示すシーンが少なくて
そこがちょっと残念なんですけど、


内容のないものが多いオカルト作品の中で
別格であることは間違いありません。


リバイバル上映時はブリッジシーンばかりが
注目されたようですが、


ブリッジバージョンは
ディレクターズカット版ではなかったので
監督の意図するところとは
少し違うような気がします。


商業的には
話題作りをしてヒットさせなければ
意味がないので


ブリッジシーンを前面に打ち出した
興行収入重視の路線は
当然といえば当然なのですが、


単なる「映像が怖い映画」と思われるのは
もったいない作品です。


とはいえ、キリスト教世界の
悪魔に対する考え方というのは
日本人には理解できないので


ブリッジシーンを目当てに
映画館に行列してしまうのは
仕方がない気もします(´・ω・`)


私も少しキリスト教を勉強した
時期がありましたが、


感覚的に根っこの部分は
完全に理解はできないと思いました💧


「エクソシスト」について話しだすと
長文になりそうなので話を音楽に戻します。


オカルト、プログレつながりで
思い出したのがこちらの作品。


イタリアン・プログレッシブバンドである
ゴブリンの「サスペリア」。
これは映画タイトルのままの曲名なので
映画用に作曲されたものでしょう。


こちらは映画自体は
全く大したことがないのですが、


ゴブリンの音楽が
とても美しく印象的です。


ゴブリンのおかげで大して中身のない作品の
映画レベルがかなり
底上げされてる感があります 笑


この曲は10年くらい前の
FENDIのコレクションでも
使われていましたね。


あと完璧な音楽は何と言っても
ガトー・バルビエリの
「ラストタンゴ・イン・パリ」。
以前にもブログに書きましたが、
あれは映像と音楽の融合が最高ですね(´ω`)


フランスの実際の街並みは
汚いとよく聞きますが、
あれを見るとパリに行きたくなります。


最後にジャンルも年代も
いきなり変わるのですが、


急に思いついたのが
99年の「ファイトクラブ」。
デヴィッド・フィンチャーが監督で
ブラッド・ピット、エドワード・ノートンが
主演した作品です。


あの冒頭のダストブラザーズの音楽に
やられましたが、


エンディングでかかるピクシーズの
「Where is my mind」がまた
本当にカッコよくて最高でした。


作品の音楽は全編ダストブラザーズが
手がけていますが、


ラストのピクシーズの曲もまるで
「ファイトクラブ」のために
作られたように作品にピッタリでした。


こんな感じでとりあえず
思いついたものを書き出してみましたが、


他にもたくさん映画音楽の名曲がはあるので
また思い出したら順次ブログに
書いていこうかなと思っています(´ω`)