このお話は私たちの住む世界の実在する人物とは一切の関係はございません。どこかにある違う次元の世界のお話です。
(腐、BL要素を含みます。ダメな方はお戻りください。)
また、山口くんにも触れています…読まれた後、不快になられても苦情などは、お受けしかねますので、それでも大丈夫な方のみお進み下さい。
『今後も4人の先輩の背中を見続けていきたいなと思います…』
「…翔ちゃん…。」
ー 数時間前 ー
「…また、辛いこと言わなきゃなんないんだね。」
不安な顔でおいらがかけた言葉に、心配かけないようにと軽く笑ってこっちを見た。
「心配しないで大丈夫だから。
ちゃんと誠心誠意、コメントするから。」
本当なら、わざわざしなくてもいいコメントなのに、報道番組のキャスターをしている以上避けては通れない…。
心配しなくても、翔ちゃんはきちんと話せると思う…。
だけど…出来ることなら一緒に行って側で見守っていたい。
でも…そんな事をしたら周りから変な勘ぐりされるだけだし、そういう訳にもいかないし…。
「…智くん?」
翔ちゃんに呼ばれて我に返った。
「智くん、なんか顔色悪いよ?
俺のこと考えてんなら、ほんと、大丈夫だから…って、え…?」
「!?」
出掛けようとした翔ちゃんの首を掴んで、勢いよくキスをした…!
一瞬戸惑っていた翔ちゃんは、そのままおいらの想いに応えて、そっと抱きしめてくれた。
…そっと唇を離し、おいらの背中に回していた手を両肩に置いて…
「ありがと、さと…。」
今にも涙を零してしまいそうなおいらの目をじっと見ながら、
「さとのお陰で勇気出た、バッチリ決めてくるから! じゃ、行ってくるわ。」
そう言った翔ちゃんに、声を出すことが出来なくて、ただただ思いっきり頷いて、歩いて行く背中を見送った。
ー 現在 ー
翔ちゃんの気持ちが痛いほど伝わって来て、一生懸命に心の中で〝がんばれ、翔ちゃん!〟ってずっと願ってたおいらは号泣していた…。
今夜の翔ちゃんは〝青〟で固めていた。
本番前のLINEで、
『今夜のスーツとタイは青で決めるから!
出かける時に智くんがくれた勇気を感じることが出来るからね(笑)!』
だから、その瞬間の翔ちゃんにおいらも精一杯の想いを届けた。
番組はまだ続いている…
嵐を代表しての大役を立派に努めた翔ちゃん…
少しずつ笑顔も見せてくれて…
ホッとしたら、最後の翔ちゃんの挨拶を見たあと眠ってしまっていた。
目が覚めると、肩にブランケットがかけられているのがわかって、すぐに顔を上げて前を見た。
真っ赤な目の、優しい眼差しでおいらを見つめる翔ちゃんがいた。
「…ごめ、翔ちゃん、寝ちゃってて…。」
首を横に振り、
「ありがとう、智くん。
見てくれてたんでしょ? 泣き疲れて目が腫れてんもん(笑)。」
ちゃんとわかってもらえた嬉しさ反面、照れ隠しもあり、
「…翔ちゃんも、帰って来ておいらを見て泣いてたんだろ(笑)?」
どう答えようか、みたいな顔をした翔ちゃんが少し間をおいて、くれた言葉は…。
「…ハイ、泣き疲れて眠ってる智くんを見たら、ずっと我慢してたのが一気に溢れちゃったよ。」
そう言った翔ちゃんの目から、涙が一筋零れ落ちた…。
おいらはすぐに立ち上がって翔ちゃんを後ろから抱きしめた。
「翔ちゃん、よく頑張ったね、嵐を代表してありがとな。」
また泣きながら翔ちゃんに声をかけた。
翔ちゃんは黙ってすすり泣いていた。
「翔ちゃん、おいら達は大丈夫だよ。
相葉ちゃんも、松潤も、ニノも、みんな嵐のことをちゃんと考えてる…おいらももう迷ってないし、それに一番嵐を守ってくれてる翔ちゃんがブレない限り、〝嵐〟は絶対に過ぎ去んないよ!」
翔ちゃんもそれに応えてくれた…。
「…うん、わかってる…俺が智くんを、みんなを守るから!」
おいらはそれに付け加えた。
「違うよ、翔ちゃん。〝俺が〟じゃなくて〝おいら達〟が変わらず前を向いて進んで行けばいいんだよ、きっと。」
パッと明るい顔になった翔ちゃんを見て、おいらも明るい気持ちになった。
これから先、正直何が起きるかなんてわからないけど、二人が互いを必要とし、しっかり道を示せば三人もちゃんと一緒に歩いてくれる…!
共に涙を流したままだけど、それぞれが固い決意を秘めてしっかりと抱きしめ合っていた…
……いつまでも……。
Fin
ー あとがき ー
最後まで読んでくれたあなた、
どうもありがとうございました。
昨夜の翔さんを見ていたら泣けてきて、どうしてもコレを書きたくなってしまいました。
不謹慎だと思われたかもしれません…。
でも決して、単なる萌のつもりで書いた訳ではないことだけはわかってもらえたら…。
お目汚し、失礼しましたm(_ _)m