このお話は私たちの住む世界の実在する人物とは一切の関係はございません。どこかにある違う次元の世界のお話です。
(腐、BL要素を含みます。ダメな方はお戻りください。)
昨日の彼女のジャンプは本当に素晴らしかった。何度もあの光景を思い出しては目頭が熱くなり、感動が込み上げてくる。
とはいえ、身体が感じる寒さは東京のそれとは全然違う。早くホテルへ戻って、熱いシャワーで冷えた身体を温めたかった。
ホテルまでの道のり、車中でスタッフと明日の打ち合わせをし今日の仕事を終えた。
駐車場に着き車を降りてロビーへ向かう。
「さむっ!」
ほんのわずかな距離なのだが、降りたとたん車内であったまっていた身体を即座に冷やす。
ほぼ目と鼻しか出てない顔をさらにうつむき、自分の部屋へと向かった。
ふと見るとドアノブにフロントからのメッセージが取り付けられていた。
「なんだろ?」
開いてみると、〝お届け物をお預かりしております〟と書かれていた。
部屋に入り、すぐにフロントへコールした。
着込んでいたものを脱ぎ捨て、ホッと一息ついたころ、
〝コンコン、コンコン〟
ドアをノックする音が聞こえてた。
「はいは〜い、今行きま〜す。」
相手に聞こえるわけはないのに、つい喋ってしまう。
ドアを開けて小さな小包を手渡された。
差出人を見てみると…
〝ジャニーズ事務所〟
「なに、なに?
なんなのいきなり、こんなの届くなんて聞いてないんだけど。」
思わず独り言をもらす。
少しの不安感と期待感を抱きつつ、とりあえず開封してみる…。
「!」
包装された小箱と綺麗なブルーの封筒が入っていた。
その封筒を開けると…
「!!!!!!!!!!」
まさか、こんなサプライズをしてくれるなんて思いもよらなかった!
〜〝翔ちゃんへ
寒いとこで毎日ほんと、おつかれさん!
おいらも翔ちゃんと離れて寒さを感じてる(笑)。なんかね、がらにもないんだけど、翔ちゃん喜んでくれっかな〜と思って、スィーツ部部長からのささやかな贈りものです!
“ハッピーバレンタイン”
智〟〜
「さとしくーん!
マジか、めっちゃ嬉しいんですけどー!
そっかぁ、2月14日じゃん!」
興奮したオレは、一人大声で叫んでいた。
慌てて時計を確認する。
今まさに日本では『ZERO』を半分くらい過ぎた時間。
智くんが起きてることを願いつつ、すぐに電話をかけた。
…………
しばらく呼び出し音が続く…
ダメかな、寝ちゃったか…
仕方なくあきらめた。
すると、数分後にLINEを告げる音がした。
ちょっと下がり気味でLINEを見てみると…
『翔ちゃん、ごめんね電話出なくて。
ZEROの翔ちゃんの涙見て、おいらももらい泣きしてんだ。だから今夜はこの翔ちゃんを噛み締めて寝る(笑)。
お礼の電話だろ?そんなのいいからね!
毎日LINEくれればいいよ!
それじゃおやすみ、おいらの翔ちゃん♡』
「〝おいらの翔ちゃん〟て、たまらんわ〜!」
また叫んでいた。
おっと智くんにLINEを返さなきゃいけない。
『仕方ないなぁ、ほんとは話したかったのになぁ。
智くんがそうしたいなら我慢するよ。
でもVのオレにジェラシーだな(笑)。
とにかく智くんのサプライズ、めちゃくちゃ嬉しかったよ、ほんとにありがとう!
必ずLINEするからね!
日本を発つ前にも行ったけど、オレがいない間に浮気しちゃダメだからね!
それじゃおやすみ、オレの智くん♡』
最後は同じようにお返し。
送信したあとドキドキしてると〝既読〟がついた。
それを確認して、智くんのくれた贈りものをじっくり噛み締めて心地よい眠りについた。
夢の中でアナタと会えますように…。
〜 fin 〜
えー、お読みくださりありがとうございます!
どうしてもバレンタインネタを書いてみたくなり、勢いのまま書きましたが、いかがでしたでしょうか…σ^_^;
感想などいただけたら嬉しいなぁ。
それではまた🍀