hibinoawa -2ページ目

250620

草原の中で目が覚めた
空はいつの間にか曇り空
夕立が来そう

こうやって
こうやって少しずつ
すべてが暗くなって
薄くなって
消えていく

夜になって
朝になってもまだ
同じ場所にいるような

精神障害のことをどうしても話せなかった
きみは気づいていただろうけれど
ただ戸口に立っている
その佇まいに
滲んでいた感情がいまもどこか
心の隅に引っかかって

夜になって
朝になってもまだ
同じ場所にいるような
だけど本当は
こうやって少しずつ
すべてが暗くなって
薄くなって
消えていく
変わってしまう


250617

最近聴いている曲を。




マカロニえんぴつ「星が泳ぐ」。この曲、めっちゃGRAPEVINEでビビった。このバンドあんまり知らなかったんだけど、こんなに雰囲気似てるの?特に歌が始まるまでのイントロ、ギターソロ、後半の展開。GRAPEVINEは同世代のくるり・スーパーカー・ナンバーガールに比べてなかなかその影響を言及されないから、フォロワーとまではいかないと思うけど、影響を受けたであろうバンドがこんなに才能があって、しっかり売れているのがすごく嬉しい。対バンも何度もしてるしね。人気バンドだけど、有名な曲くらいしか知らないから他のも聴いてみよう。




こちらもめっちゃGRAPEVINEでびっくりした一曲。postman「ペールエールと旅の味」。この異郷感というか…GRAPEVINEでいうと『真昼のストレンジランド』の頃の雰囲気に近いかも。奥底にどこか諦念があるのも共通するところだと思う。 X(旧Twitter)で名前を見かけ知った名古屋出身のバンドで、この曲が入っているアルバム『多拾人格』もすぐに聴いた。「減圧症」「Hazy Daisy」「リル」などなど良い曲がたくさんあって、すっかりお気に入りに。もう既に解散してしまっているみたいでとても残念。




Kamui & Myghty Tommy「景色消して」。Kamuiの新曲、今回もすごく良い。もうラップとかレイジとか、その派生ジャンルとか通り越して、最新型のポップミュージックにも聴こえる。『リリイ・シュシュのすべて』オマージュのこのMVも良い、個人的には昔の神聖かまってちゃんの手作りMVのあの夏の肌触りも思い出した。近々Myghty TommyとEP出すみたいなので楽しみ。



250610

近況を。


・無職

2月に転職した会社、4月末で辞めてしまった。次も決めず辞めたので無職に。その前に何年か働いてたところでの疲労が取れず、燃え尽きたまま入社してしまい、モチベーションが保てなかったのと、新しい環境に適応する元気もなかった。夏いっぱいまでは失業手当がもらえるらしいが、それだけでは足りないし、借金もあるし、しかし今度こそしっかり身体を休めた方がいい気もするし、正直どうすればいいか分からないという感じ…。


・体調

心身共にめちゃくちゃ悪い。この5月、無職なのでもちろん何もしていなかったんだけど、転職準備期間だった今年の1月同様まったく気持ちも身体も休まらず、日々が過ぎていく焦りもあり、体調に関しても八方塞がり。最近だと季節の変わり目で普通に喉風邪を引いてしまい、自律神経の調子もどん底で身動きがとれない。メンタル的にも最悪の状態。前向きになりたいが…なかなかいまは難しい。


・GRAPEVINE『あのみちから遠くはなれて』

5月28日にリリースされた19枚目のアルバム。繰り返し聴いている。『新しい果実』『Almost there』とそれぞれ違うベクトルで重厚な作品が続いていたけど、個人的に比較して今作は軽やかな聴後感。しかし気がつけばアルバムの半分以上が異形の楽曲で、バンドの進化・深化を改めて感じる。そしてその中に「わすれもの」「はれのひ」など持ち味の美しいメロディと詞が炸裂した楽曲もしっかり収録されているのがニクい。初聴の時に「ちょっと良い曲過ぎるなぁ笑」と独り言を呟いてしまった(笑)亀井さんは改めて屈指のメロディメーカーだな。天才。世の中にはフロントマンのカリスマ性が際立っているようなバンドも多いけれど、GRAPEVINEは、田中さんのボーカル・詞、アニキ(西川さん)のギター、亀ちゃんの作曲・ドラム、サポートふたりの尽力と、これらすべてが絶妙なバランスで成り立っている感じが素晴らしい。しかし次で20作か。コンスタントな活動には本当に感謝しかないな。


・音楽

GRAPEVINE以外ではART-SCHOOLとSuiseiNoboAzのそれぞれの新譜をよく聴いている。長らくラップばかり聴いてきたような気がするけど、ボアズの前シングル「MISO」で心を掴まれてからバンド音楽をまた聴くようになった。今回のシングル「REMEMBER」も切なさが滲む疾走感が最高の一曲。アートの新譜も素晴らしい。いくつかインタビューも読んだけど、戸高さんがいまもまだずっと隣にいてくれるから木下理樹が音楽をやれているんだなと改めて。ひさしぶりにライブ観たい。


・喫茶店

働いている時は残業地獄だったのでここ数年はなかなか思うようにお気に入りの店に行けず、行きたくて仕方がなかったが、無職になり好きなだけ行けるとなると、意外にも行かない。そういうものなのか。いまはお金も元気もないからかもしれない。そろそろアイスコーヒーが美味しい季節なので今月のうちにどこか行きたい。まずはもう少し体調を戻さないと。


・その他

もう書けることは無し。また来ます。





250523

「ふたり」

目に映るすべては手に入らないけど
ふたりで見つけた
小さな幸せのひとかけらくらい

最後まで持たざる者だったな
可能性はあったにせよ
さして気に留めるものでないのなら
気に病むこともない
いつもの道を帰ろう
寄り道は
しないで

100点の日など無いから
良かった瞬間を思い出して
集めて

おそろいのスニーカーで
擦り減るまで何処にでも行こう
見窄らしい格好でも
ふたりだけで選んだ道なら無敵
急な体調不良で終わった日も
あとで笑えるなら
それでいいと

おそろいのスニーカーで
年老いるまで何処へでも行こう
見窄らしい格好でも
今度掃除すればいいから無敵
急な体調不良で終わった日も
あとで笑えるなら
あとで笑えそうなら
あとで君が笑えるなら
それでいいと
すべていいと
そう

空の色
変わるのを見つめて
いつもの道を帰ろう
いつまでも忘れないで
その一瞬の時の気持ちを
いつまでもそのままでいて


250520

痛んだ身体
引きずって
真昼の中へ

やっと静かな場所に戻ってきたけれど
もう何も持っていない

自分を保つことに精一杯で
失われていった社会性
人が怖いと何度も言った
それが生涯のテーマになるとは
あの頃は知る由も無かった

すべて消えた
家族も
妻も
友も
金も
酒も
仕事も
意味も
海も
風も
光も
いつかの
あなただって
きっと

手を伸ばして
ねえ あの頃のままだよ
手を伸ばして
ねえ あの頃の前の
手を伸ばして
ふたりに戻れたら

ずうっと今日のままがいいな
だって空は穏やかに晴れて
君が君のままいる
君が全部くれる
全部
全部

痛んだ身体引きずって
真昼の中へ
ねえ あの頃の前の
ふたりに戻れたら