本日はオヌル美容外科
クァクインス代表院長のBLOGより
輪郭手術で使用される溶けるピンに関する事実
に関する記事を翻訳した内容です!!
引用
こんにちは。
オヌル整形外科、クァクインスです。
本日は、輪郭手術や両顎手術などで使用される固定ピンについてお話しようと思います。
輪郭手術や両顎手術をする際、固定ピンを使用する場合があります。
固定ピンは顔だけでなく、腕、足、背骨、頭蓋骨などの骨を固定する際にも使用されています。
固定ピンの種類は、非吸収性と吸収性に分けることができ、非吸収性の固定ピンは主にチタン合金が使用され、吸収性の固定ピンは、高分子やマグネシウムを含む素材が使用されています。
顔面部に使用される溶けるピン(吸収性)は、1970年代に初めて開発され、小児の頭蓋骨骨折の際に使用されました。
小児の場合、頭蓋骨の成長過程で、金属プレートが骨の中に埋め込まれてしまいます。
これを防ぐためには、ピン除去が必要となるのですが、ピンを除去するために、再度手術をしなければいけないという、精神的負担がかかります。
このような精神的負担を減らすため、溶けるピンが使用されました。
小児だけでなく、成人の場合でも、固定ピンは極力除去するのが良いです。
固定ピンを除去しないといけない理由
それでは、なぜもう一度手術をしてまで、固定ピンを除去する必要があるのでしょうか?
1.固定ピンを除去する1つ目の理由は
骨折部位をしっかり固定させるためです。
骨折した骨を固定した後、骨癒合は徐々に行われ、癒合が終わった後でも、更に硬くなる過程があります。
一見、固定ピンがある状態のほうが、しっかり固定されると思われがちですが、実際のところ 骨癒合されてからは、骨折部位にある程度の力が加わってこそ、より骨が強くなるのです。
しかし固定ピンが残っていると、固定ピンに力がかかってしまい、骨折部位の強度は落ちてしまいます。
特に体重や力が加わりやすい手足の骨折の場合は、必ずピンを除去しなければいけません。
2. 固定ピンを除去する2つ目の理由は
レントゲンなどの放射線撮影でピンが写って見えるのを避けるためです。
レントゲンやCT、MRIや超音波撮影時、固定ピンがあることで周辺組織の把握が困難になります。
また輪郭手術を受けたことを隠したい人も多いでしょう。
特に美容目的で骨削りを受けた方は、骨削りをすたという事を隠したい人が多いです。
左:チタンピン使用/ 右:溶けるピン使用のX-ray写真
3.最後の理由は
金属性の固定ピンが体内に残っている状態で、交通事故などに遭遇した場合、周辺組織の損傷を引き起こす可能性があるためです。
金属固定ピンが残っている状態で、事故等に遭遇し、再び手術部位を骨折してしまった場合、単純骨折が複合骨折になる確率が高く、治療や手術が難しくなります。
そして、万一事故に合った場合、金属ピンが体内にあることで周辺組織に損傷を引き起こす可能性もあります。
上記、3つの理由より固定ピンの除去を勧めています。
特に2番目、3番目の理由から、可能な限りピン除去することをお勧めしております。
顔面骨手術時に溶けるピンを使用すると、ピン除去のための再手術をしなくても良いだけでなく、CTやX-ray撮影などにもピンが写らないという長所があります。
しかし、長所だけある訳ではなく、もちろん短所もあります。
短所としては、溶けるピンの価格は金属ピンよりはるかに高いため手術費用も上がります。
また一般的なチタンピンのように容易にモールディングしてすぐに骨に固定するのではなく、モールディングをしたり、骨にスクリューを打ち込むときに複雑な過程を経るため操作が難しく、執刀医の熟練度によって手術結果に大きな差が生じます。
そして、同じ体積のピンだとチタンより密度が弱いので強度が落ちることがあります。
そのため、強い固定を必要とする場合、少し大き目の溶けるピンを使用しなければいけなかったり、溶けるピンが使用できない場合もあります。
私は美容整形においての顔面骨手術の場合、溶けるピンをよく使用しています。
なぜなら美容整形というのは、不意に起きた骨折とは違って、正確な診断と計画による折骨なので、適した強度の溶けるピンを適切な位置に使えば、立派な手術結果を出す事ができるからです。
溶けるピンには長所が多いことより、私は溶けるピンの使用を積極的に進めております。
勿論上記で説明したように、執刀医の経験、熟練度が手術結果に大きな影響を与えます。
臨床経験が足りないと最大限の効果が出せないので、顔面骨手術に多くの経験を持つ医師に手術を受けることを推薦致します
本日は顔面輪郭手術時に使用されるピンの種類とその長所と短所、そして私がなぜ溶けるピンを推薦するのかについて説明してみました。
私は 4,000 件以上の顔面輪郭手術の経験を持っています。
ご不明な点がございましたら、いつでもオヌル整形外科までお問い合わせください。
いかがでしたでしょうか?
溶けるピンに対して、批判的な意見も時々目にする事がありますが、熟練の医師が手術を行ない、適した強度の溶けるピンを使用すれば、問題のない固定ピンです!!
また、クァクインス代表院長が言及していなかったですが
もう1つ溶けるピンの長所があります!!!
チタンピンは入っていると、日本では肌管理(レーザーなど)受け付けてくれない病院もあるそうです。しかし、溶けるピンであれば、骨がくっついた後であれば、日本でも止められることなく肌管理を受けることが可能です!!
溶けるピンを使用した頬骨縮小術は全く無いですが、チタンピン希望の場合はチタンピンで固定も可能です!!
それでは、今後もクァクインス代表院長のBLOGの内容を翻訳して、日本の皆様にもお伝えしていきます
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