最近メディアを騒がせている鳥インフルエンザ。
今のところ、幸い野鳥や渡り鳥で確認されているだけですが。。。
まだわがまちの近隣での確認事例はありません。
しかし、首長から新年早々、対応策についての質問がありました。
基本的に、鳥インフルエンザなどの伝染病対策は広域的な対応が必要ということで
県が対応の主体となります。
そのため、県における対応マニュアルが準備されているんですが
市町村における担当の所属では、そのマニュアル内容の理解と、市町村としての対応方針は必要です。
当然、危機管理の観点からこういったことはされているものと思っていたんですが・・・
今回、首長からの質問を受けて確認をしてみると、県のマニュアルはあるけれど、それに対する市町村としての対応方針はできていないということが判明しました。
それを受けて、上司から私に、早急に対応方針を作成するように指示がありました。
そこで、さっそく私は対応方針の作成をすることにしました。
以前から、私は危機管理に対して興味を持っていて、ことあるごとに危機管理の担当職員さんとも議論を交わしていたので、対応方針ができていなかったことの危険性は充分に理解できました。
そこでまず、国の指針、県のマニュアルをよく読み、どの時点で何をするべきかを想定し、段階ごとに市町村としてするべきことをまとめていきました。
次に、そのやるべきことを担当の所属のみで対応できること、部局内で対応できること、複数の部局に渡って調整が必要なこと、役場全体で対応しないといけないことのそれぞれに仕分けし、するべきことに当てはめていきました。
あとは、それを文章化するだけ。
国や県のマニュアルを読み下すのに半日程度かかりましたが、最終的に対応方針として文書化するまでに、この日1日だけ費やすことで出来上がりました。
あとは、それを関係部局にもっていって調整し、微修正して完成。
これだけのことが、日々の忙しさのなかでされていなかったことに、今回は正直非常に危機感を覚えました。
市民の安心・安全につながる、最も重要な危機管理に対しての職員の意識の低さ。
それが、いざそのリスクが発生した場合に、どれだけの混乱を生み、失われるべきでなかった命を失わせることにつながるか。
私自身も、人のことを言える立場にはありません。
今回のことを契機に、わが部局内で想定される様々なリスクに対する、部局内危機管理マニュアルの作成の必要性を痛感しました。
今年は、多忙を理由にせず、ぜひこのマニュアル作成を進めたいと思います。
そうした動きが他の部局にも波及して、真にわがまちが「災害に強いまち」となることを期待して・・・。