今日・・・昨日ですね、もう。
仕事で、再び山の中を歩いてきました。
といっても、昔の山林分譲されたところで
自然の山じゃなく、造成されて分譲された
平たく言えば、住宅団地に家が建ってなくて
そこに草や木が生えたようなところです。
そこは
元々は自然の山だったところを
人が手を加えた場所なんですが
年月が山に戻して
今では、ギフチョウが住むようなところになっています。
そして
そこである動物を見かけました。
アライグマ。
もともとは、その可愛らしさから
ペットとして飼われていたんでしょうが
最近は、外来生物として
農作物を荒らす害獣として
駆除なり捕獲の対象にされている動物です。
でも、私が見かけた彼は
本来の臆病さも、用心深さも見せず
人が壊した自然が自らの力で再生する山で
誰に気兼ねすることもなく
おおらかに、自然に生きていました。
私は別に、極端な自然保護主義者ではなく
人は自然とともに生きていくしかない
自然も人とともにいきていくしかない
と考えています。
まして、産業関係の部署にいて
アライグマを害獣として捕獲することが
仕事のひとつです
（個人的には、積極的に自らしたくはありませんが）
固有種にとって、外来種がその存在を脅かすものであることも
理解をしているつもりです。
それでも、目の前の光景に
自然が、自然らしくある姿に
とても癒された気持ちになれました。
私も、自然の中で生きている
この豊かな生態系の中で生かされている。
そう考えると
肩肘を張ることなく
自然に
あるがままに
生きて行きたいな、と思えました。
さわやかなお天気の中
仕事の中で
まるで、心に風が吹き込むような
そんな気分になれた一日でした。