OUT OF THE BEDROOM & ONTO THE STREETS -2ページ目

ファッションが教えてくれること

映画『ファッションが教えてくれること』をみた。

編集長とその右腕?みたいな人が2人で雑誌を創り上げていく過程を追った、ドキュメンタリーだった。
2007年の9月号のできるまでだった。
2007年の9月号は840ページ。
めちゃくちゃ多い。
何が入っているの?って思うくらい多い。
創るの大変だな、相当。

一番印象に残ったのは、権力の一極集中。編集長がすべて決めていた。
大統領みたいだった。アメリカの国民性?
確かに、一極集中型は、トップがしっかりしていれば、一番効率よくいい方向に導ける。
効率を求める、アメリカらしいやり方か。

話は変わるけど、

ファッションの世界は、何が正しいかなんて誰にもわからないし、
そもそも何が正しいとかないと思う。
誰かが、来年は『○○』がはやる、と言ったとする。
実際、次の年に『○○』がはやったとする。
で?
『○○』がはやったのは、言い出しっぺの権力者が『○○』がはやるって雑誌で
言いまくったからかもしれないし、
そもそもはやりって、何?
ファッションって、人それぞれが『いい』と思ったことを服で表現することでしょ。
はやるってことは、みんなの『いい』って思ったことがたまたま重なるってこと?
そんなことってあり得るの?
もし、みんなが『やってるから』っていう理由で服を決めてるなら、そこには自分の『意志』はないし、
ファッションとは違うと思う。

よく雑誌で、『流行を押さえた着こなし』
とか言ってるけど、さっぱり意味が分からない。
流行に対して、各々の考えは違うはずでしょ?
それは、自分のしたいことじゃなくて、majorのしたいことでしょ。

雑誌のうたい文句で一番嫌いな言葉『これが正解。』
いやいやいや、正解ないから。個々個々。
書いてる人のファッションは、正解?
正解なんてないから、そもそもそんなこと言うもんじゃない。

雑誌の意義は、僕は様々なファッションの提案だと思う。
『正解』とか『流行』じゃなくて、
こんな服装かっこよくない?っていう提案だと思う。
『すげー、おれこの格好超好きだわ。』って思った個人だけがまねすればいい。

毎年発表される来年の世界の流行色。
これも意味が分からない。
それを、参考にしてはだめだし(その時点で自分のファッションじゃなくなってる。っていうか自分で何も考えてない。)。
みんな右みて左みて『だ、だ、だよね。』みたいな。
びくびくしながら、誰かに『えっ?』って言われてるのを恐れてるみたい。

『○○』の発言に世界が注目してる、って。
政治家だったらそーゆーのは大事だと思うけど、
服装に関しては各々が考えることだと思う。聞く分には全然いいけど、頼っちゃいけないと思う。





映画

先週映画を見た。

『沈まぬ太陽』
3時間20分という長編。途中で10分の休憩が。長さを全く感じさせない、すごく引き寄せられる映画だった。
この映画から、感じられたのは、【不屈】。主人公が、どんな境遇の中でも、とにかく不屈。
フィクションだけど、ほんとにすごいと思う。自分には絶対にできないと思った。
昔から、自分は芯が太い人間になりたいと思ってたけど、そんなことが恥ずかしくなるくらい、
圧倒的に飛び抜けて不屈を見せつけられた。
この人の不屈を支えているのは、何だろうと考えてみた。
仲間を裏切れないという、人情や優しさ、
大自然に感動している、素直さ、
今ある状況に対して、ポジティブに考えられるようになったこと。

↑かな、と思う。
どれも、すごく大事なことだと思う。
この映画を見て、この主人公とまではいかないまでも、
自分も不屈な人になりたいと思った。

エコについて

ずいぶん前のこと。
電車に乗っていて、中刷り広告を見て、びっくりした。
『電車は飛行機やバス,自動車に比べて、CO2排出量が少ないのでエコです。』
といった内容だった。

『え~~~~~っ』

そこ比べんの。そりゃ、飛行機や車はCO2出すよ。
自分で、燃やしてるんだから。

電車は、たくさんCO2だした火力発電で作った電気を使ってるから、電車自体は出さないけど、
電気作るまでにだしてるでしょ。

馬鹿にしてんの?

調べたら、電力の60%弱は火力発電によるもの。
変換効率(熱エネルギー⇒電気エネルギー)は、送電ロスも考えて40%弱。コンバインドサイクル(蒸気タービンだけでなく、ガスタービンも使う)を勘案しても、50%弱。

いやいやいや、ないないない。
電気を作る過程ででるCO2も考慮しないで、比較するのは無意味だと思う。
電気自動車もエコか?
そりゃ、電力すべてが原子力だったり水力からの発電だったら、エコかもしれないけど。
実際、火力発電がメインだから。

東京電力にメールを送った。
こんな、いい加減な広告が出てますよ、って。おかしくないですか?って。
電力会社は、人々に電気エネルギーに関して、正しい理解を持ってもらえるよう努力する責任があると思ったから。
返事は
『当社が関与するところではない。』
とのこと。

。。。。

なんかな~。

電力会社の人は
我々は、人々に電気エネルギーに関して、正しい理解を持ってもらえるよう努力する責任がある
なんて、思ってないんだろうな。

萎えるわ~

だいぶ前に、クリーニング屋での出来事を思い出した。

水洗い禁、ドライクリーニング禁の綿100%のシャツをクリーニング屋に持っていった。
なぜ水洗い禁、ドライクリーニング禁か。
それは、胸の小さなプリントが生地と相性が悪いから、洗うとはげてしまうからだと思う。
ちょっとした、しみが付いてしまったので、持っていった。

その場所で、クリーニングをしている店をわざわざ選んだ。(取次店ではないということ)
で、そこの店の人がいったこと。
『こういう服は買わないほうがいい。』

え~~~~。

そこ介入するの?

どんな服買うかはこっちの自由でしょ。
汚れの専門家として、汚れを落とすことだけを考えるべきじゃないの?

もし僕がクリーニング店の人だったら、
『この汚れ、僕が落とさなかったら誰が落とす。』
といった気持ちで、プリント部に水がかからないように、シミのとこだけ、
ちょこっと濡らして、がんばって、落とす。


頭に来たので、『じゃあ、自分でやるからいいです。』
と言った。
そこで、僕は向こうが『それは、さすがに待ってくれ。』
と言うと思った。
だって、プライド傷つくでしょ?多分。素人にそんなこと言われたら。

でも、店の人は、
『わかりました。』

え~~~。

いいの?いいの?
それでいいの?
汚れの専門家としてのプライドは?
この汚れ、あなたが落とさなかったら、誰が落とすの?

びっくりするわ、ほんと。

電力会社もクリーニング店も共通しているのは、
自分の仕事を愛していない。
金のためだけ。めんどくさい仕事はさける。
金もらえればいい、と思ってやっている。

そこには、志がまったく感じられない。

そんな気持ちで仕事やるなら、
辞めた方がいい。
そんな気持ちでやってるってことは、その仕事じゃなくてもいいはず。

萎える。

自分は好きなことを仕事にしたいと思う。
そうすれば、働いていて、楽しいと思うから。