①2003年以降に東京芝1600m(良)で行われた17~18頭立てのレース
該当レース数は、167レース。
1番人気馬の成績は、勝率=29.9%、連対率=46.7%、複勝率=60.5%となっており、信頼度は低めの数値となっている。
脚質傾向としては、中団馬有利(1着数シェア=48.5%、3着内数シェア=49.3%)となっている。
枠順については、2~3枠にやや有利な傾向が窺われる。
②2003年以降に行われた安田記念
馬場状態については、2004年が稍重で行われたほかは良で行われている。
1番人気馬の成績は、1-0-1-7となっており、信頼度はかなり低い。
1着馬の人気順は、1、2(2頭)、3、4、6、7、8、9番人気となっており、極端な低人気馬でなければ優勝可能性の見込めるレース傾向にある。
11番人気以下で馬券の対象となった馬はなく、極端な低人気馬は2着、3着についても手を出しづらい。
脚質傾向としては中団馬有利(1着馬9頭中5頭、2着馬9頭中3頭、3着馬9頭中4頭)となっている。
逃げ馬は0-1-0-8となっており、2007年に3番人気に支持されたコンゴウリキシオー1頭のみが馬券の対象となっている。
前走の着順については、同級3着以内の馬が1着馬9頭中7頭、2着馬9頭中6頭、3着馬9頭中5頭を占めており、特に1着馬9頭中4頭は前走着順が同級1着となっている。
③結論
現在1番人気のサダムパテックであるが8時53分現在の単勝オッズがなんと6.7倍。
オッズが示す通り高い信頼を置くことはできない。
馬券圏内の有望な1頭という評価に止める。
注目しているのはエイシンアポロン。
前走のマイラーズカップは14着に大敗。
騎乗した池添騎手は、「追い切りは実質2本。10キロ増が示す通り今日は太目。かなりの距離損があって厳しくなった。」とコメントしている。
中山助手は、「1週前追い切りで文句ない動き。このまま順調に調整できれば当日は申し分ない状態で臨める。」とコメントしている。
3歳時にNHKマイルカップで惨敗(9着)しているとはいえ、昨年の富士S勝ちに、毎日王冠で2011年=4着、2010年=2着の実績を残しており、このコースがダメということはない。
昨秋のマイルCSを優勝していることからも、このメンバーでの実力上位も明白である。
現在10番人気ではあるが、単勝オッズは15.0倍。
昨年9番人気で優勝したリアルインパクトの単勝配当が2,930円だったことを考えれば、このレースにおいて”極端な低人気馬”と見る必要はない。
レース前の一雨で、舞台も整う可能性が高い。
次位には、前走のヴィクトリアマイルの2着馬ドナウブルーを挙げる。
騎乗後のウィリアムズ騎手が「まっすぐに走れていたら勝っていたと思う。」とコメントしている通り、初めての左回りで右によれるもったいない競馬。
全妹のジェンティルドンナが二冠馬となったように、この馬の資質の高さも確かと考えられる。
馬場傾向で一発を期待するならフィフスペトルが面白い。
加藤調教師は、「今回は2番手辺りから抜け出すようなレースをさせたい。」とコメントしており、コスモセンサーの後ろ辺りから内目を抜けてくるような競馬が可能と見ている。
東京11R
単勝 11 (300円)
馬連 ボックス 7、9、11、12、13 (10点:各100円)
3連複 フォーメーション
1頭目 11 - 2頭目 9、12 - 3頭目 2、4、7、8、9、10、12、13、17、18 (17点:各100円)