①2007年以降に阪神芝・内回り2000m(良)で行われた9~11頭立てのレース


該当レース数は、44レース。


1番人気馬の成績は、勝率=36.4%、連対率=52.3%、複勝率=72.7%となっており、信頼度は高い。


脚質傾向としては、先行馬有利(1着数シェア=40.9%、3着内数シェア=47.0%)となっている。

3角位置3番手以内の馬の1着数シェアは54.5%、3着内数シェアは50.0%となっている。

但し、上がり3F時計1位の馬の成績は、勝率=34.6%、連対率=57.7%、複勝率=73.1%となっており、末脚の強力な馬を馬券の軸とすることも、十分に可能なレース条件となっている。


枠順については、8枠不利の傾向が窺われる。



②2007年以降の鳴尾記念


昨年まで、暮れの阪神開催で距離1800mで行われており、参考とはしない。



③結論


現在1番人気のショウナンマイティであるが、馬券圏内がかなり有望な1頭と見ている。


過去3走が全てメンバー中最速の上がり3F時計で、連対を確保している。

このレース条件で馬券圏内は有望と見て良い。

但し、後方脚質だけに、開幕週、レース条件、相手関係を考えると、まだ過去のパフォーマンスからここで勝ちきれるとまで言い切ることはできない。


注目しているのは、トゥザグローリー

前走の中山記念は10着に大敗しているが、ドバイ遠征前の調整的意味合いもあった為、消極的な競馬が災いしたように見える。

騎乗後の福永騎手は、「ずっとスローペースの競馬だったので、この距離でこのペースで戸惑ったのもあるかもしれない。」とコメントしているが、シューティングスターはトゥザグローリーをスピードのない馬とは思っていない。

2000mの持ち時計1.56.7(昨年の天皇賞・秋)はこのメンバーで断トツである。


昨年の有馬記念(3着)騎乗後の福永騎手のコメントは、「絶対に大きいタイトルを取れる馬。」とのもの。

本当にそう考えるなら、他人任せの競馬ではなく、自ら勝ちにいく競馬をすべきであろう。


昨年の天皇賞・春では、一旦ハナに立つ場面があり、騎乗後に四位騎手は「ハナに立つと折り合いがついていい感じ。」とコメントしている。


逃げ馬不在のこのレースで不利な傾向のある8枠に入ってしまった以上、福永騎手にはこの馬のスピード能力を生かす積極的な競馬を期待する。


ここで折り合いに専念するような競馬に終始していては、勝てたとしても宝塚記念のタイトル獲得に向けて明るい展望を描けまい。



阪神11R


購入金額 3,000円


単勝 10 800円


3連単 フォーメーション 2、3着マルチ

 1着 10 ⇒ 2着 8 ⇔ 3着 1、3、4、6、9 (10点:各100円)


馬単 流し マルチ

 10 ⇔ 1、3、4、6、8、9 (12点:各100円)