競馬に興味の無い方には、変態(競馬オタク)にしか見えないと思うが、シューティングスターがなぜ競馬の予想を右脳と左脳を働かせる頭の体操だと考えているのか、多少なりとも共感して頂ける事例だと思うので、紹介したい。
フリーウェイSの1着馬ミトラ(9番人気)をチョイスしたプロセスは以下の通りである。
①2003年以降に東京芝1400m(良)で行われたレースの統計データを参照
該当レース数は251レースあったので、それなりに傾向を信頼できるレースとなっていた。
4角位置2番手以内の馬の1着数シェアは27.9%、7番手以内の1着数シェアは72.9%。
一方、上がり3F時計1位の馬の勝率は、26.0%。
好位から前の馬を交わせるだけの脚を使えて、なだれ込む馬の優勝可能性が高いレース条件と判断した。
⇒ ダートでの成績とはいえ、短距離で好位から前を捉えて後続を抑えきるミトラの過去2走のパフォーマンスが目に止まる。
②ミトラに過去2走騎乗した横山典弘騎手のコメントを確認
2走前=「直線で体が前を向くとまっすぐに伸びて交わすことができた。」
前走=「芝も悪くないと思う。」
⇒ 血統(父=シンボリクリスエス、母父=サンデーサイレンス)を確認して、芝でのスピード資質を備えている可能性を感じる。
③新馬戦は東京芝1800mだった
新馬戦のおろし方を確認して、陣営は当初この馬の芝適性を評価していたと判断。
レーシングビュアーで新馬戦の競馬ぶりを確認し、スタートこそ遅かったものの、スイスイと外を追い上げてあっという間に2番手に取り付いたフットワークから、芝でのスピードを持ち合わせていることを確信。
また、同レースの大敗理由が、直線を向いたところで、外の馬が内によれたことにより、内の馬との間に挟まれて走る気を完全にそがれた為と判断。
⇒ 芝コースの短距離戦における高い適性を感じる。
といった、具合である。
”分析とひらめき”
これぞ競馬予想の面白さだと思っている。
どうでしょう?
チャレンジしてみたくなりませんか