①2007年以降に阪神芝・内回り1200m(良)で行われた14~16頭立てのレース


該当レース数は61レース。


1番人気馬の成績は、勝率=29.5%、連対率=45.9%、複勝率=59.0%となっており、信頼度は低めの数値を示している。


脚質傾向としては、中団の馬に有利(1着数シェア=45.9%、3着内数シェア=40.4%)となっている。

上がり3F時計1位の馬の成績は、勝率=15.4%、連対率=37.2%、複勝率=50.0%に止まっており、切れ味よりも中団で立ち回りの上手い馬の信頼度が高いレース条件といえる。


枠順については、8枠不利の傾向が窺われる。



②2007年以降に行われたセントウルステークス


馬場状態については、全て良馬場で行われている。


1番人気馬の成績は、0-1-1-2となっており、信頼度は低い。

着順別の人気順は以下の通りであり、馬券の組み立てが難しいレース傾向にある。


1着馬=3、4、5、11

2着馬=1、2、7、11

3着馬=1、5、9、11


脚質については、後方馬不利(0-1-0-19)の傾向が窺われる。


前走傾向としては、昇級戦で臨んだ馬に馬券の対象となった該当馬はない。


前走が北九州記念で、このレースの馬券対象となった馬は5頭該当。

北九州記念での着順は、1、5、6、7、11であったが、全て5番人気以内に支持されていた。

逆に、北九州記念で馬券の対象となっていた馬について、6番人気以下の低人気の支持しか得られていなかった馬は、このレースで馬券の対象となっていない。


前走がアイビスサマーダッシュであった馬は4頭が該当し、内2頭が馬券の対象(2頭とも1着)となっている。

2009年 アルティマトゥーレ (アイビスサマーダッシュ=2番人気3着)

2008年 カノヤザクラ (アイビスサマーダッシュ=2番人気1着)

アイビスサマーダッシュで6番人気で3着だった2008年のアポロドルチェは11着に敗れており、北九州記念と同様、前走の実績よりも、どの程度支持されていたかの方が信頼できるファクターとなっている。



③結論


エーシンリジルダッシャーゴーゴーを優勝可能性の高い馬と見ている。


エーシンリジルは、前走の北九州記念で自分の競馬に撤して2着を確保した。

最後は、軽量馬のトウカイミステリーに差されたが、立ち回りにこのレースへの適性を認められる。

騎乗後の川田騎手が、「短期間にグンと成長している。」とコメントしているように、確実に実力を身に付けて来ている。


ダッシャーゴーゴーは昨年のこのレースの覇者であり、適性に対してなんらの疑念もない。

川田騎手にとっては2回の騎乗停止をくらったいわくつきの実力馬であり、今年のスプリンターズステークスに対する意欲には並々ならぬものがあろう。

栗東坂路での追い切りは、明らかに他馬とは違う迫力を備えている。

休み明け2-1-0-1の成績からも、無様な競馬にはならないであろう。



阪神11R


購入金額 1,000円


単勝 1、14 (各200円)


3連複 軸2頭流し 1、14 - 4、5、8、9、12、13 (各100円)