①2000年以降に京都芝・内回り1200mで行われた18頭立てのレース


該当レース数は46レース。


1番人気馬の成績は、勝率=17.4%、連対率=32.6%、複勝率=41.3%と信頼度の低い数値となっている。


1着馬の最低人気は13番人気、2着馬の最低人気は17番人気(2頭)、3着馬の最低人気が16番人気となっており、高配当を狙うことを目的に馬券戦略を作ることに妙味があるレース条件といえる。


脚質傾向としては1着馬46頭中37頭、2着馬46頭中34頭、3着馬46頭中34頭が、先行・中団のポジションの馬であり、上がり3F時計1位の馬の成績は勝率=13.3%、連対率=22.0%、複勝率=27.1%に過ぎない。

”好位にいる何かがなだれ込む”といったレースになり易い傾向から、人気の盲点の馬が馬券に絡んでくると言える。


枠順に特段の傾向はない。



②2006年以降に行われた京阪杯


馬場コンディションは全ての年において「良」で行われている。


1着馬の人気順は、1、4(2頭)、7番人気、2着馬の人気順は、3(3頭)、4番人気となっており、①のレース条件ほど波乱の傾向にはない。


脚質傾向としては、逃げ馬で馬券に絡んだのは、2着に1頭のみ。

上がり3F時計1位の馬が、勝率=40.0%、連対率=60.0%、複勝率=60.0%となっており、①のレース条件と異なる傾向を示している点については注意が必要である。


前走の傾向としては、前走で上がり3F時計3位以内であった馬が3勝しているほか、前走着順が同級2着以内、下級1着の馬が3勝している。





③結論


スプリンターズステークス2着入線のダッシャーゴーゴーを最有力視する。


上記②に記載した前走条件をともに満たす馬は、アーバンストリート、モルトグランデ、ダッシャーゴーゴーの3頭となる。


この3頭の比較においては、ダッシャーゴーゴーの能力を一枚上と考えるのが自然だろう。

追い切りも栗東の坂路で4F=51.8秒でラスト1F=12.0秒の切れ味を見せている。

差し切り濃厚と見た。


但し、①記載の通り、舞台は紛れの起こりやすいレース条件である。

馬連は走破時計の優秀なスカイノダンを加えた4頭のボックスで押さえる。



京都11R


馬単 1着流し 13 ⇒ 7、9、10


馬連 ボックス 7、9、10、13