①2003年以降に東京芝1800m(良)で行われた15~18頭立てのレース
該当レース数は101レース。
1番人気馬の成績は勝率=25.7%、連対率=45.5%、複勝率=59.4%と、あまり高い数値は示していない。
但し、2番人気馬の複勝率=49.5%、3番人気馬の複勝率=51.5%となっており、上位3番人気以内の馬を軽視することは禁物である。
脚質傾向としては、1着馬10頭中、後方ポジションの馬はわずかに5頭であり、後ろから前にいる馬を交わしさるのは至難のレース条件となっている。
上がり3F時計1位の馬の成績が、勝率=22.7%、連対率=41.2%、複勝率=58.8%に止まっている点からも、中団より前のポジションで走れる能力上位馬を狙いたい。
枠順に特段の傾向は見られない。
②2003年以降に行われた東京スポーツ杯2歳ステークス
馬場状態は2004年の稍重を除き全て良馬場で行なわれている。
1番人気馬の成績は、4-1-0-2と信頼できる成績を残している。
1着馬の脚質は、逃げ=1頭、先行=2頭、中団=2頭、後方=2頭となっており、どのポジションもほぼ互角の数値を示している。
①のレース条件とやや傾向が異なる点には注意が必要である。
また、上がり3F時計6位以下の馬の成績は、1-0-0-61であり、ただ1頭馬券の対象となったのが2008年の優勝馬ナカヤマフェスタである。
後の同馬の活躍を考えれば、他のメンバーとは”勝負根性が違った”の一言に尽きるといえ、末脚の確かさに注目して馬をチョイスすることは欠かせないポイントといえよう。
1着馬の前走人気順を見ると、下級条件であれば3番人気以内、同級であれば5番人気以内となっている。
但し、同級の1番人気に支持されていた馬の成績が、0-1-2-3、2番人気に支持されていた馬が0-2-0-6の成績に止まっており、前走レースの格になんらアドバンテージがない点は注意を要する。
③結論
現在7番人気のディープインパクト産駒ダコールを狙う。
今年のメンバー構成は、現時点で入手可能なデータからは、能力拮抗とみえ、人気には目を瞑ってみたい
。
ダコールの新馬戦4番人気というデータは、②に記載した通りこのレースの優勝馬の条件としては不利である。
しかしながら、追い切りのVTRで見たダコールの滞空時間の長いフットワークからは、府中の直線で飛ぶように加速する画を非常に想像しやすいものだった。
新馬戦騎乗後の四位騎手は、「姉のルシュクルに似て本当に気持ちが前向き。強い内容。気持ちのコントロールがうまくいくようなら楽しみ。」とコメントし、今回の東上。
気性を考えると、長距離輸送が不安材料となるが、ここは想像を膨らませて先物買いをしてみる。
東京11R
単勝 12
馬連 流し 12 -1、2、3、10、11、14、15、16