①2003年以降に東京芝1800m(良)で行われた17~18頭立てのレース
該当レース数は64レース。
1番人気の成績は、勝率=26.6%、連対率=46.9%、複勝率=65.6%であり、馬券の軸としては、まずまず信頼できる数値となっている。
脚質傾向としては、1着馬64頭中逃げ馬はわずかに1頭のみであり、後方ポジションの馬も10頭に止まっている。
上がり3F時計1位の馬の成績は、勝率=30.3%、連対率=48.7%、複勝率=67.1%であり、末脚一手の馬を過度に信頼することは危険である。
枠順については、真ん中よりも内のゲートの馬にやや有利な傾向がうかがえる。
②2003年以降に行われた府中牝馬ステークス
1番人気馬の成績は、勝率=28.6%、連対率=57.1%、複勝率=85.7%であり、連軸、馬券圏内の軸としては信頼度が高い。
1着馬7頭の脚質別内訳は、逃げ=0、先行=3、中団=3、後方=1となっており、極端な脚質の馬には不利な傾向がある。
上がり3F時計1位の馬の複勝率は57.1%、2位の馬の複勝率は85.7%であり、終いの伸びる好位勢の中から軸を選ぶのが賢明といえる。
前走条件としては、昇級戦となった馬で馬券の対象となった馬はいない。
また、前走5着以降の入線となった馬で連対したのはわずかに14頭中2頭のみである。
③結論
ニシノブルームーンを狙う。
②に記載した前走のレース傾向から、1着になれる可能性が高いのは、前走マーメイドステークスの上位馬である、セラフィックロンプ(2着)、ニシノブルームーン(4着)、ブライティアパルス(1着)の3頭に絞られる。
そのマーメイドステークスでは、ブライティアパルスとセラフィックロンプの斤量53キロに対して、ニシノブルームーンの斤量が55キロであったことと、ニシノブルームーンがメンバー中2位の上がり3F時計で走破したことを考えると、今回はニシノブルームーンの方に分があると考えられる。
ニシノブルームーンは1週前の追い切りで、美浦の坂路を4F=49.6秒、ラスト1F=12.3秒の好時計をマークしている。
鈴木調教師が、「ここを勝ってエリザベス女王杯に向かいたい。」とコメントしているように、仕上がりは万全と見た。
東京11R
単勝 4
複勝 4