①2000年以降に中山芝・外回り1200m(良)で行われた16頭立てのレース
該当レース数は159レース。
1番人気馬の成績は勝率=32.7%、連対率=50.9%、複勝率=57.9%であり、連軸としての信頼度が高いレース条件といえる。
脚質傾向としては、連対馬全318頭中、先行馬が155頭を占めており、後方から追い込んだ馬の連対馬数はわずかに28頭となっている。
枠順傾向としては、外枠の馬に不利な傾向がある。
②2000年以降に中山競馬場で行われたスプリンターズステークス
2002年を除く9年が対象となる。
2007年(優勝馬アストンマーチャン)と2004年(同カルストンライトオ)の2年が馬場状態不良、2000年(同ダイタクヤマト)が稍重のコンディションで行われている。
1番人気の成績は勝率=33.3%、連対率=66.7%、複勝率=66.7%となっており、①に記載した条件と同様連軸としての信頼度は高い傾向を見せている。
1着馬9頭中8頭は6番人気以内、2着馬9頭中8頭が3番人気以内となっており、上位人気馬から連軸をチョイスしたいところだ。
1着馬9頭の脚質は逃げ=4、先行=3、後方=2であり、同じく2着馬は逃げ=1、先行=4、中団=2、後方=2となっている。
但し、後方からの連対馬4頭については、3頭がデュランダルの重複であり、残る1頭はトロットスターである。
超一流の切れ味を秘めている馬でない限り、まず連対を考えづらいレース条件と言って良い。
連対した逃げ馬については、5頭中4頭が1着となっており、逃げ馬を軸と考えるのであれば1着付けの馬券に妙味がある。
但し、不良で行われた2レースが”逃げ”の勝ちパターンに嵌っていることには注意してみたい。
前走については、3着以内で入線した馬の連対馬が18頭中12頭であり、絶対的な条件とまでは言い切れないものの重要な要素になるといえる。
③結論
ワンカラットから入る。
注目に値するのは、今年のヴィクトリアマイル(G1)であろう。
7着とはいえ自身にとって決して適距離とはいえないマイルを1:32.4で走破。
優勝したブエナビスタとは0.1秒差、レッドディザイアとはタイム差無しなのであるから、適距離でのスピードならワールドクラスのスピードを備えていると見ることができる。
父のファルブラブは中山で行われた2003年のジャパンカップ(2200m)を優勝し、その後香港カップをも制した。
血統的にもこのメンバーを蹴散らすのに十分な魅力を備えている。
相手筆頭にはスピードを買ってジェイケイセラヴィを抜擢したい。
中山11R
馬単 ボックス 8、15
ワイド 8 - 15
馬連 流し 8 - 2、5、7、9、12、14