①2006年以降に阪神ダート2000m(良・稍重)で行われた11~13頭立てのレース
該当レース数は僅かに12レースとなっている。
1番人気の成績は勝率=25.0%、連対率=41.7%、複勝率=58.3%と決して信頼度の高いレベルではない。
1着馬全12頭の脚質別内訳は、逃げ=2、先行=5、中団=3、後方=2となっている。
先行が最も多いが、他の脚質を否定できるほどの傾向とはいえない。
上がり3F時計1位の馬の成績は、勝率=53.8%、連対率=84.6%、複勝率=92.3%と抜群の数値を示しており、注目すべきは末脚の確かさということになる。
枠順に明確な傾向があるようには見えないが、1番、2番ゲートから発走した馬に連対馬がいないことについては、少し気にしてみるべきかもしれない。
②2007年~2009年に行われたシリウスステークス
1着馬の人気順は、1、3、6番人気、2着馬の人気順は、1、6、8番人気となっている。
穴馬の台頭を十分に期待できる一方、1番人気馬の成績は(1-1-0-1)となっており、まずは1番人気馬の取捨から検討すべきレースと考える。
脚質傾向としては、上がり3F時計1位の馬が2勝、2着1回のパーフェクト連対となっており、末脚重視による馬のチョイスで間違いない。
斤量については、55.5キロ以上を背負った1着馬がない一方、2着馬は3頭すべてが56キロと57キロとなっている。
57.5キロ以上を背負った馬は1頭も馬券に絡んでいない。
前走成績については、下級条件の1着馬(いずれも準オープン)が2勝、準オープン9着馬(但し2番人気)が1勝している。
前走からの間隔は、1着馬3頭全てが3週館となっている。
③結論
勝ち馬の条件にピタリと嵌る馬がいない。
そこで、間隔が開いていることには目をつぶり、決め手重視でサクラロミオを狙う。
休み明けでも2勝の実績があり、今週の追い切りの動きを見る限り、走れる体制にはありそうだ。
前走の桃山ステークス騎乗後の藤岡のコメントは、「まだまだ良くなる余地は残しているので、オープンに入っても楽しみ。」とのもの。
今回はその桃山ステークスで背負った斤量から2キロ減の55キロ。
この人気であれば単に妙味があろう。
阪神10R
単勝 4
複勝 4