近年行われた宝塚記念の内、悪化した馬場状態で行われたのは2008年のみ。


ここで注目したいのは、1着馬エイシンデピュティはフレンチデピュティ産駒、2着馬メイショウサムソンはオペラハウス産駒と、共にノーザンダンサー系であったことと、3着のインティライミはスペシャルウィーク産駒ながら”ノーザンダンサー5×3”の血統構成であったことに加えて道悪実績を有していたことだ。



2007年以降に阪神芝・内回り2200mで行われた18頭立てのレース(馬場状態全て)。

サンプル数が少なく、参考までという話なので、脚質傾向についてのみ見てみる。

中団につけた馬の成績が良く、上がり3F時計1位の馬が、勝率=44.4%、複勝率=77.8%、複勝率=88.9%となっている。


即ち、内回りコースだからといって、必ずしも先行有利という訳ではないコース条件ということを改めて認識しておきたい。


このレース、道悪でも末脚を繰り出せる2頭の穴馬を狙いたい。


1頭目はメイショウベルーガ

父=フレンチデピュティ、母父=Sadler's Wellsという血統はなんといっても魅力的だ。

前走からの間隔7~9週では複勝率100%の絶好ローテーションであり、最終追い切りは抜群の動きを見せていた。

阪神大賞典では56キロを背負って1番人気に指示された実力を考えれば、2200mの道悪馬場でこのレースの上位人気馬との差が詰まってもいいはずだ。


2頭目はナムラクレセント

2009年に行われた重馬場の阪神大賞典では、メンバー中最速の上がりをマークして3着。

重馬場の阪神コースで、最後に脚を使えることは実証済みだ。

小牧の考え次第で逃げる可能性もあるだけに、極めて面白い1頭と考える。



阪神10R


単勝 5、12


複勝 5、12


3連複 フォーメーション 1頭目 12 - 2頭目 5、10 - 3頭目 2、5、8、9、10、13、16


馬連 フォーメーション 1頭目 5、12 -2頭目 2、5、8、9、10、12、13、16