阪神は生憎の馬場状態。
明日も午前中は弱い雨が降る予報となっているだけに、宝塚記念の馬場コンディションが少し残念だ。
阪神ダート1400mのコース条件で行われた安芸ステークスは昨年のみ。
しかも、馬場コンディション(良)で行われただけに、傾向というよりは参考として振り返ってみるのが良いだろう。
人気順の結果は、1着=2番人気、2着=3番人気、3着=10番人気となったが、1番人気のセレスハントも2着馬からクビ-クビ差の4着で入線している。
上位人気馬で決まったレースと考えて良いだろう。
穴を空けた3着馬アートオブウォーは、休み明けの前走がこの馬にとって長めの1700m戦で10着となっていた。
叩いた効果に加え、阪神ダート1400mで連対率50.0%、ダート1400mで連対率70.0%の実績を残していただけに、得意のコース条件に変わったことが好結果を生んだと考える。
脚質傾向としては、掲示板に載った馬全ての3角通過順位が7番手以内となっており、先行勢で決着している。
次に、2006年以降に阪神ダート1400m(重、不良)で行われた16頭立てのレース。
人気順の成績は以下の通り。
1番人気 勝率=32.4%、連対率=48.6%、複勝率=56.8%
2番人気 勝率=16.2%、連対率=32.4%、複勝率=54.1%
3番人気 勝率=16.2%、連対率=29.7%。複勝率=40.5%
見事なまでに人気傾向を信頼できるコース条件となっている。
脚質傾向としては逃げ、先行有利となっている。
枠順の傾向としては、7(24.7%)、8(27.4%)枠の複勝率が高い傾向が見て取れる。
このレース、3番人気までの3頭、ダノンカモン、ティアップワイルド、マルカベンチャーを中心視する。
穴候補の筆頭にはマイエンブレム。
中央での実績はないが、ダート1400mは園田で4勝の実績。
阪神コースも連対率66.7%の好相性だ。
しかも、馬場状態「重」のコンディションでは勝率100.0%の2勝。
中7週とやや間隔は空いたが、前走が中18週だったことを考えれば上積みを見込める。
「状態は悪くない。折合い面で難しい面があるので、馬任せで気分良く走らせられれば(笹田調教師、競馬ブック)」のコメントは大いに食指を湧かせられる。
競馬ブックでは脚質追い込みとなっているが、逃げることもできる馬。
マイエンブレムの気分と松田大作の度胸次第では面白いことが起こりそうだ。
阪神10R
3連複 フォーメーション 1頭目 6、14、15 - 2頭目 6、14、15 - 3頭目 - 3、4、6、13、14、15