- 女優霊 [DVD]/柳ユーレイ,白鳥靖代,石橋けい
- ¥3,990
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タイトルをきいただけで、このDVDの表紙を見ただけで、拒絶反応出る方がいらっしゃるかもしれませんね。ふふふ。
「女優霊」です。
リングで有名な中田秀夫監督のデビュー作。
1996年公開なので、若干フィルムとか古臭い上に時代を感じますが、すでにリングへの序章を感じさせる作品。
「怖い」「中田監督の作品」という評価を知り、どうしても観たかった。よく知りはしなかったけど。
でも17年前なのか。そのころの私はまだ小学生で「学校の怪談」に夢中だったから、この映画があったことを知らなくても仕方ないか。
感想として思うのは、まず女優さんが良い演技をしていたということ。
黒川ひとみ役をしている女優さんが、印象的です。
そして、後半までは想像以上に怖い。
だってさ、うっすら笑いを浮かべた顔をクローズアップされたら誰だって怖いと思うの。(´・ω・`)
そのうえ、だーれもいない場所で女の声が聞こえたりしたら、それはもうほんとにヤバい場所だとわかります。ワタクシ、そんな場所でひとりでセリフの練習なんてしたくないです。
しかし、柳ユーレイさんがとうとう霊に直接打撃を受ける最後の方のシーン。
あそこですべてがぶち壊されました。
霊の顔が映るんですけども、あの撮り方というか、あの展開は正直言ってだめでしょ。反則でしょ。
だってさ、アップになった時の霊のお顔見たら、意外とかわいかったんだもの。
おばけってこんな可愛いのかよ?!という気持ちになってしまい、もはや気持ちは萎え、むしろ女優霊さん萌え~(^ε^)でした。
最後での女優さんが鏡から顔をずらした、一瞬の撮り方はいいと思いましたけどね。
おそらくもう少し自分が若かったら、たとえば10代とかのときに観たらたぶん夜も眠れない気分になって、トラウマになったんじゃないかなぁと思います。
雰囲気は非常に「リング」でした。
中田さんは初めから、ジャパニーズ的な恐怖の演出の仕方をわかってらっしゃったのですねきっと。
得体のしれない長い黒髪女性+暗いところ、
これに「きっとくる~♪」的なくねくねした奇妙な動きを足したらリングになったという感じですね。
あーこわいこわい。