お守りとお祝いとオハライと
これは義母にいただいた、「伊達〆」(着物を着るとき、紐の上に絞める物。直接は見えない)です。
このあたり(というかウチ?)の習慣で、女の厄年には義母から嫁に、「ウロコ柄」の伊達〆を贈るものらしく、誕生日にいただきました。
(男の厄年では、嫁の実家から”火箸”を贈るんですって。義母のご実家は、「火箸なんて探すの、苦労したわよ~!!」と、持ってきてくれたそうな。確かに火箸って、売ってるの見たことない。)
「三角」が続けて織られているの、見えますか?コレが「ウロコ柄」という、日本古来の伝統柄です。
ウロコは蛇の鱗、厄払いの柄とされ、長じゅばんや伊達〆、小物などに多くある柄です。
昔は日常が着物でしたから、伊達〆は肌身離さずでしたが、そうもいかない現代、「誕生日にはコレを身につけて寝るといいわよ」とのことで、伊達〆一本を身につけて・・・ウソウソッ、パジャマの上からグルグル巻いて寝てみました。
お腹が冷えなくて、あったかかったです。(いや、そういう使い方じゃないけど・・・)
今日は、「寒川神社」に本厄の厄除け祈願に行ってきました。
冷たい雨でしたが、桜はけなげにも耐えていました。
神社におまいりするとき、時々、他人の願いをごっそり身に受けてしまう人がいるんですって。神社を出た瞬間から、ズーンと心身が重くなって苦しいのだとか。ウソかマコトかは知りませんが、そんな話を聞いた後だったので、ちょっと真剣に、まっさらな気持ちでお払いを受けてきました。純真に、純真に・・・。
一番ピュアになれるのは、美味しいものを目の前にした時だったりして(バチアタリ・・・^^;)
神社の帰りに立ち寄った、茅ヶ崎の網元料理店「あさまる」でお昼ごはん。
名物「しらす御膳」です。生シラス、釜揚げシラス、シラスのかき揚げにご飯、味噌汁、茶碗蒸し、香の物。
シラス久しぶりに食べました。身が大きくて美味いといったら!
キラキラのお目目にバッチリ目が合う生シラス。身が、大きいんですよ。
私は静岡県出身なので、生シラスはいっぱい食べる機会があったのですが、子供の頃は全く「生」がだめだったんです。なんてもったいない・・・。昔の分まで堪能するべく、お土産生シラスも買い、夜再び家で「シラス丼」を楽しみました。
厄も、「食」にはかなわないだろうな。。。



