パリへ・・・
7月2日から、開催日数21日間。
総距離3607km。
7月24日、「ツール・ド・フランス」はいよいよ最終日。
この日まで無事に走り終えたレーサー達は、一路パリを目指します。
パリまでの道のりは、はじめの半分はパレード。
今年の王者であり、7連覇を達成したランス・アームストロングとそのチームメイトに
シャンパンが振舞われ、偉大なる記録を成し遂げたランスを、他のチームメイトやスタッフが走りながら
祝福します。
今年で引退を表明しているランスも、なんだかすがすがしい表情。
途中からは本気のレースが始まります。
この日の優勝、スプリント賞の獲得、総合順位の争い・・・さまざまな思惑が入り乱れ、悪天候による故障、パンクも相次ぎ、例年にない荒れ模様。
世界で一番有名な大通り、「シャンゼリゼ」を疾走するのです。
パリの空も、いつのまにか晴れ晴れとしています。
ツール・ド・フランス100余年の歴史の中、
アメリカ人のランス・アームストロングが
前人未踏の歴史を築いたことは、
フランスの、ヨーロッパの、そして全てのファンに確かに受け止められ、
感謝と敬意をもって称えられました。
素晴らしい表彰式でした。
ランスは、2位のイバン・バッソ、
3位のヤン・ウルリッヒに
次代を託します。
来年は、一体誰がマイヨ・ジョーヌ(黄色いジャージ。総合優勝の証)を着るのでしょうか。