あなたの職場での価値を高める

メンタルトレーナーの林史桜(はやしふみお)です。



今日は粉雪が舞って寒いですね。



今日は粉雪が舞う日に思い出す

体調不良のメンタルについて書きます。





私は大事な仕事の本番やイベントに

体調を崩すことがありません。



それは決してたまたまではなく、

きっかけとなった出来事があるからです。





高校2年の粉雪が降る寒い日でした。



その日は学年一斉テストで、

それは中間テストや期末テストや

偏差値が出る実力テストではありませんでした。



寒いしちょっと面倒くさい、

そう言えば、ちょっと頭も痛い、

高熱ではないけど微熱はある。



勉強してないし、

どうせテスト、ひどい点取るんだろうな。



私は体調不良を理由に学校を休みました。





するとしばらくして

担任の先生から電話がかかってきました。



「体調不良はわかった。

でもお前、今日がもし共通一次だったら、

(今の大学入学共通テストだったら)

このくらいで休むのか?」


「夕方もう一回テストやるから、

もし来れそうだったら来いよ」



先生は全く怒ってはおらず、

電話の声は穏やかでした。





「今日がもし共通一次だったら?」

と問われれば、

このくらいで休むことは考えられません。



私は

「だって本当に体調悪かったんだし」と

ぶつくさ言い訳をしながら学校に向かい、

「なんか私、かっこわる〜」と思いながら

テストを受けました。



予想を裏切らず

テストの結果はひどいものでしたが、

予想外に

気分は悪くありませんでした。





そしてこの時の私が

「勉強してなくていい点取れないから

 テスト受けたくない」

「悪い点取って傷つきたくない」

「だからズル休みしてしまえ」と考えた、


「自分のカッコ悪さ」をそのまま

自分の本音として受け入れたことで、


【本番に体調を崩すメンタル】を

身につけずにすんだのだと

今は自己分析しています。





負けるとわかっていても、

怒られるとわかっていても、

準備不足でうまくいかないと予想されても、

取り敢えず

「その場に行くことはできる」


仕事がうまくいっていなくても

取り敢えず会社に行くことはできる、


そして会社に行きさえすれば

何かしら細い糸が次につながる、


会社員時代の私もそんな感じでした。






メンタルが原因で会社に行けなくなる人の中には、

幼少期に仮病を使ったズル休みに成功し、

その後は本当に体調不良を起こすように

なってしまった人が一定数います。



もしその時、

嫌なことや、失敗したら傷つくことから

逃げきることに成功してしまったら、


体調不良を起こせば嫌な思いせずにすむ

体調不良を起こせば傷付かずにすむ


そんな「自分を守る成功体験」として

強く学習されてしまいます。



その後も

「明日のテスト嫌だな」とか

「本番怖いな」

「うまくいかなかったらどうしよう」など


何か不安があるたびに、

「自分を守るためによかれと思って」

脳が体調不良を起こしてくれるようになります。



たとえそれが大事な本番でも、

決して休んではいけない場面でも、


脳は状況判断することはできず、

「よかれと思って」

体調不良を起こすのです。





特に幼少期に身につけたこの脳の

「よかれと思って体調不良グセ」は、

なかなか手強く、


メンタルトレーニングで

一旦改善できたと思っても、

また顔を出すことがあります。



それくらい「脳が自分を守る力」は強い。



「生き延びる」ことは人間の本能ですから、


「心が傷ついたら生きていけないくらい辛い」と感じると、


「傷つかないことこそが、

生き延びるために自分を守ること」

になってしまうのですね。





私が高校時代にズル休みしようとして

先生から電話をもらったことは、

今の学校教育では問題になりますよね。



ただメンタルトレーニングの中で、


成長に必要な困難や

新しいチャレンジがやってくるたびに

「よかれと思って体調不良グセ」が出て

会社に行けずに苦しむ人を見ていると、

複雑な気持ちになります。



傷つかない代償があまりにも大き過ぎる。



でも安心してください。



「よかれと思って体調不良グセ」は

メンタルトレーニングで対策が打てます。



何度でも定着するまでやり直しもできます。



元に戻ってしまったと思ったら、

またやればいいだけです。



そして今度は

ゼロからのやり直しではありませんから、

前よりもきっと早く効果が出ますよ。



大切な日の体調不良に人生を振り回されていると感じたら、

是非J MENTALのメンタルトレーニングを

受けてくださいね。


仕事専門のメンタルトレーナーは、

働くあなたを応援しています。