サッカーW杯、盛り上がっていますね。

ドイツに勝利した試合、

最高レベルに身体中の血が沸き立ちました。

お酒を片手にTVに身を乗り出し

ジェスチャー全開で熱い声援を送りながら、

私はメンタルトレーナーとしての原点に

一気に引き戻されていました。

遡ること12年、

2010年のW杯南アフリカ大会こそが、

私がメンタルトレーナーになった

大きなきっかけのひとつだったのです。

当時、製造業の管理職だった私は

会社のあちこちでメンタル不全者が出ることに

不安と憤りを感じ、

管理職としてどうすればよいのか

苦しい思いを抱えていました。

一方プライベートでは、

サッカー部に入った息子と元々サッカー好きの夫が

食卓の話題を99%サッカーに変えていました。

自分もサッカーの話題についていけなければ

この家では会話に入れないと焦った結果、

キャプテン翼の漫画本を大人買いして読み、

アメトークの「サッカー大好き芸人」を観て

サッカーを勉強し、

急にサッカーが面白くなってきた、

そんな絶妙なタイミングで

W杯が開催されたのです。

私の目を釘付けにしたのは、

2010年6月14日のカメルーン戦、

日本が1点を先制し、

カメルーンに点を取られなければ勝ち点3(勝利)

という局面、

「11人全員でゴールを死守」する

日本代表選手達の姿でした。

それまでの私は、

サッカーで「守る役割」なのは

ゴールキーパーとディフェンダーだけだと

思っていました。

でもそれは全然違う。

その1点を守り抜く、

11人全員の気迫溢れる顔、

後にも先にも、

これ以上真剣な人間の顔を見たことがないと言い切れるその表情と、

弾ける汗、躍動する筋肉を

食い入るように見つめながら、

いや、TV画面に吸い込まれそうになりながら、

「守るとは、こういうことだったのか‼︎」

「私は、私の部下を守る!」

「私の部下からは、絶対にうつの休職者を出さない‼︎」

上司として、腹が決まったのでした。

最後まで1点を死守、

1-0で日本代表が勝利を収めた瞬間

「日本代表、ありがとう」

「サッカー、ありがとう」

「これで管理職として生きていける」

サッカーの力に圧倒され、

強く強く信念を誓う自分がいました。

ベスト16の快挙を成し遂げたW杯後、

サッカー監督、サッカー選手の書いた

サッカーメンタル本が数多く出版され、

私はその大半を次々と読破しました。

W杯に出場していた日本代表選手を

全員この目で見ることを目標に、

Jリーグ観戦に行きました。

試合の臨場感を味わい

一流選手の動きやあり方を観察しました。

そうして生のサッカーメンタルを

管理職の仕事に応用し、

どうにかこうにか

苦しかった管理職時代を乗り切れたのでした。


これが私の

メンタルトレーナーとしての原点。

「優しく守ることとは違う、

 強く守り、部下に結果を残させるメンタル」

サッカーとの出会い、

2010年W杯カメルーン戦がなければ、

メンタルトレーナーの私はいません。

今はメンタルトレーナーとして独立し、

自分は管理職ではなくなりましたが、

管理職向けのメンタルトレーニングの中で、

臨場感あるサッカーメンタルを伝え続けています。



サッカー元日本代表選手やJリーグ監督、

元日本代表選手を育てたお母様から直接学んだ

サッカーメンタルも伝えています。



さて、

日本代表の次の試合、スペイン戦は

12月2日(金)午前4時(12/1木の28:00)開始です。

人生を変える何かが見つかるかも知れません。

あなたにとって大切な何か、誰かに思いを馳せながら

応援、よろしくお願いしますね!!