■■ガイア名言集365日メルマガ『ガイアの囁き、宇宙の呟き』発行中■■
『我々は肉体を持ってこの世に生まれる。
しかし真実は、肉体は必ず滅びる。魂は旅を続ける。
我々は人の世界から魂の世界へと移っていく。ミチオは自分の魂が”熊”であることを知っていた。
自分の運命を理解し、逆らわなかった。
熊に殺されたことは悲惨に思えるかも知れない。しかし、兄弟ミチオはその瞬間、苦しみを感じなかったのだ。』
ウィリー・ジャクソン(熊の一族:ジャクソンファミリー) 星野道夫の友人
星野道夫
1952年、日本生まれ。写真家、探検家、詩人。
1996年9月に共にアラスカの大自然を旅しようと計画していた星野道夫が、8月8日、ロシアのカムチャッカで、ブラウン・ベアに襲われてなくなった。(日本のテレビ番組のための撮影中のことだった。)アラスカに移り住んで20年、マイナス40度の氷河地帯にたったひとりで一ヶ月半もキャンプを張り、天空の音楽、“オーロラ”の写 真を撮り、何万年もの間この極北の地で続けられている、鯨、狼、熊、カリブーなど動物たちの営みを撮り続けてきた彼の写 真はすでに世界的に高い評価を受けていた。彼の眼差しの中に、個体の死を越え、種の違いを越えて連綿と続く、大いなる命、悠久の命への畏怖と愛があったからだ。その彼の眼差しが最近はこの極北の地に生き続ける人々に注がれるようになっていた。ネイティブの古老達が語り伝える神話の中には、人間が宇宙的スケールで動いている大自然の営みと調和して生きてゆくための様々な叡智が秘められている。その事に気づいた星野は、20世紀末の技術文明の中に生きる私達が、そこから何を学び、未来の世代に何を伝えてゆくべきかを探す旅を始めていた。「アラスカが今後どうなってゆくかは、20世紀末に残された人類の最後の期末試験のような気がする」というのが星野の口癖だった。
■映画『ガイアシンフォニー第三番』紹介映像(YOUTUBE)
【当ブログの運営】
ON the Asia
*龍村仁事務所の了承の元、運営させて頂いています