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(初めて鯨の声を聞いたのは）真夜中にヘッドホンで海中の音を聞いていた時のことです。
突然、鯨の声が聞こえてきたのです。私は、一気に引き込まれていきました。
まるで別世界から呼びかけてくる様な声、心が一気に洗い清められる様な体験でした。
この歌声こそ、鯨に対する私達の見方を、１キロいくらという興味から、全く違った見方へと導いてくれる、彼らからの贈り物だと思ったのです。
突然、鯨の声が聞こえてきたのです。私は、一気に引き込まれていきました。
まるで別世界から呼びかけてくる様な声、心が一気に洗い清められる様な体験でした。
この歌声こそ、鯨に対する私達の見方を、１キロいくらという興味から、全く違った見方へと導いてくれる、彼らからの贈り物だと思ったのです。
ロジャー・ペイン
1935年、ニューヨーク生まれ、ハーバード大卒、コーネル大で“音で世界を見る動物”コウモリやフクロウの研究で博士号を取得。1967年、初めてザトウ鯨と出会い、鯨と海の環境保護をすすめる団体、“Ocean Alliance”を設立。当時彼が出版したCD「ザトウクジラの唄」は、出版数1000万枚以上。調査船「オデッセイ号」に依る海洋調査航海は延べ100回を超える。2005年、5年間に渡るマッコウクジラの体内に蓄積するPCB汚染の調査を終え、間もなく結果を世界に公示する。