■星野道夫/ガイアシンフォニー第三番名言集/第143号(3-30) |  ガイアシンフォニー名言集(第八番応援中)

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『(薬草を採りに行く)前の晩、祖母はよくこう言いました。

「・・・薬草はあなたが採る為の準備を始めているのです。

薬草に近づいたら祈りを捧げなさい。すると薬草は自然に震え始める。薬草が魂をあなたに捧げる準備を始めたのです。

だから、できるだけやさしく採るのです。そうすれば、魂はその中にとどまります。

やさしくその植物に話しかけなさい。その言葉は植物の言葉だから。

意味は説明出来ないけれど、よく覚えておくのです。」 』

ボブ・サム:星野道夫の友人、インディアン クリンギット族の後継者



星野道夫

1952年、日本生まれ。写真家、探検家、詩人。
1996年9月に共にアラスカの大自然を旅しようと計画していた星野道夫が、8月8日、ロシアのカムチャッカで、ブラウン・ベアに襲われてなくなった。(日本のテレビ番組のための撮影中のことだった。)アラスカに移り住んで20年、マイナス40度の氷河地帯にたったひとりで一ヶ月半もキャンプを張り、天空の音楽、“オーロラ”の写 真を撮り、何万年もの間この極北の地で続けられている、鯨、狼、熊、カリブーなど動物たちの営みを撮り続けてきた彼の写 真はすでに世界的に高い評価を受けていた。彼の眼差しの中に、個体の死を越え、種の違いを越えて連綿と続く、大いなる命、悠久の命への畏怖と愛があったからだ。その彼の眼差しが最近はこの極北の地に生き続ける人々に注がれるようになっていた。ネイティブの古老達が語り伝える神話の中には、人間が宇宙的スケールで動いている大自然の営みと調和して生きてゆくための様々な叡智が秘められている。その事に気づいた星野は、20世紀末の技術文明の中に生きる私達が、そこから何を学び、未来の世代に何を伝えてゆくべきかを探す旅を始めていた。「アラスカが今後どうなってゆくかは、20世紀末に残された人類の最後の期末試験のような気がする」というのが星野の口癖だった。



 

 
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