ノラ・クチーナのつくり方に続き、
このブログの発信源 [on the table] についてです。
ブログのトップコメントにもあるように
ここは「モノづくり」をテーマに、
「モノづくり」大好き人間(プロ・アマ問わず)が色々な実験を
行って、それを沢山の人に出会ってもらおう…という場所です。
名前の由来は、
「モノづくりの人が集まって、テーブルを囲んで、語り合う」
そこから生まれるモノづくりの楽しさを思ってつけました。
改装前の[on the table]です。
その昔(ノラ・クチーナが出来る前まで)は、
ノラ・クチーナとここは、入り口部分が渡り廊下で繋がっていました。
内部はこんな感じ。
ここには料亭の個室宴会室が3部屋ありました。
でも、建物は時代を記憶するタイムカプセル。
建築当初の昭和後期の匂いも感じます。
個室の仕切り壁を取って、天井も剥ぐと、
今はやらなくなった「コバ(木の皮の端材)」を貼った屋根下地。
梁も今のような角材ではない、丸太を最低限加工を加えた材料が。。。
この解体作業での発見の間に「どんな空間にしようか?」と考えるのは
ある意味、贅沢な至福の時間です。
塗り壁の上にペンキを塗るのも自分でやろうと考えました。
「引き算の空間意匠」
この考えが浮かんできました。
イメージは、今ほとんど残っていない木造の教室。
「ならば!」と、外観もその延長線で・・・。
そして、ノラ・クチーナのお向かいは、こんな風景になりました。
こんなプロセスも「モノづくり」の楽しさの一つです。
最小限の改修だからこそ、前からそこにあったような馴染み感が
生まれたように思います。
引き算のリフォーム空間です。
10:00~18:00はいつでも入れますので、
どうぞ、食事にお越しの際は寄ってください。