9月25日(年間第26主日)ルカによる福音書16章19~31節
この福音書の中で、イエスは、持ち物を分け与えることについての教えを非常に分かりやすく説明しています。
ラザロという名前は、神が弟子たちに何を望んでおられるかを教えてくれています。
この名前はヘブライ語で「神が助ける」という意味です。
このたとえ話は、お金持ちであることに対する非難ではありません。
非難されるべきは、お金持ちなのに戸口にいる貧しい人々を助けなかったこと、分け合わなかったことです。
お金持ちは死んだ後、何をお願いしても受け入れてもらえませんでした。
理由は明らかで、お金持ちは生前、玄関先でラザロを見ても何の反応もしなかったからです。
お金持ちは、お願いするのが遅すぎたのです。
モーセや預言者たちは、その教えによってすでにお金持ちに警告を発していました(ルカ16章29節)。