西日本豪雨における住宅被害は全国で26千棟。200名近くの死者も出ている。犠牲者の大半は70歳以上というが、情報格差や自力避難の難しさは外国人や障害者にも共通する。たとえ貴方が健常者でも見知らぬ街を旅していたり、出張で土地勘のない所にいたら?あるいはたまたま体調不良で入院でもしていたら?考えだしたらきりがないが、最低限家族との連絡手段は確保しておくべきだし、何かあったとき自力での避難が難しい高齢者や障害者などは、予め市町村の「避難行動要支援者名簿」に登録しておくことが大事だろう。消防に救助された81歳の男性は「こんな怖い経験をしたのは人生で初めて」と言うが、人間の都合(節理)で自然(宇宙)は機能していないって事を肝に銘じておくべきだ。