2024年のグワィ公演「ゴーギャンおやじ2」も無事終わりまして、
ご尽力いただいたキャスト&スタッフ、ご観劇下さった沢山のお客様に感謝でございます。
久しぶりの新作舞台でしたが、今回は自分が生まれ育った街「福生」を描きました。
主人公飛嶋丈男は自分と同世代で、いろいろな体験、見てきた風景、耳に残る音楽やノイズ...
そしてハウス。
それらは私自身にしみ込んでいたものです。
既に他界してる両親のことをストレートに描くことはまだできないんですが、
八江子と鉄也は少し両親をダブらせた部分もありますね。
あの頃はテレビのドリフで笑って、街に貼ってある映画のポスターにワクワクしたものです。
そういうば福生市民会館に8時だヨ全員集合がやってきて観に行ったなぁ!
あと福生市民体育館にはビューティーペア全盛期の全女が来てこれも観戦に行ったな。
スマホもYouTubeもXもプレステも無かったけど、とにかく毎日楽しくて、ワクワクして、
無邪気だったあの頃。
そんな時代が確実にあった。
いつかその時代のあの街の空気を描いてみたかったのと、
山口勝平さんを主役に書いてみたいとずっと思っており今回のこの作品が生まれました!
勝平さんのお芝居に臨む情熱を改めて感じ、大変な役を全身全霊で演じてくれました!
感謝感謝です。![]()
私はもうだいぶ前に福生を離れ、両親の墓参りの時にしかこの街には行かないのですが、
今回シナハンの為に久々に福生の街を散歩してみたら、まだハウスが所々残ってて、
大切に使って住んでる方もいらっしゃって、
なんだかあの頃の空気の残り香がほんの少し漂ってて嬉しくなった。![]()
上演にあたって台本をだいぶカットもした(それでも長い芝居になってしまったが💦)
たぶん描きたいことが沢山あったのだろう。気が付いたら長編になってて、
でもまだ描きたいエピソードもあって、執筆の途中で入れなかったネタも沢山ありました。
(実はみどりのおばさんも登場する予定でした)
まぁ舞台はいつもそんな感じで作っていきますが特に今回は泣く泣くカットした部分が多い。
またいつか別な形でこの福生を描けたらいいなぁ。
まぁ上演時間の都合もあり今回の舞台は観客に委ねたシーンがいくつかあります。
そもそも主人公の妄想という時点で、どこが妄想でどこが現実なのか?
そんな境界線を見つけていくのもひとつの楽しさでもあるかと思います。
第二幕から頻繁に聞こえてくる踏切の音。菅沼一秋の笑ってる顔の絵。
笑顔の妄想達。前半と後半の同じセリフの意味。なとなど...
円盤が発売になりましたらじっくりご鑑賞いただくといろいろ発見があるかと思います![]()
そして今回はもう一つの仕掛けとして、他作品とのつながりですね。
「Dear...私様」「ジャンキー・チエの木人件」「沼田宏の場合。」「みどりのおばさん現る」
「マイセブン」「精しき神様」(未円盤化)などなど。
これは、私の中では全ての物語の世界線が繋がっていて...なんて楽しみもあり。
リンクさせていくことも今後しばしば出て来るかと思います。
999にハーロックやエメラルダスが出てきた時の高揚感!
ドラゴンボールにペンギン村が登場した時のワクワク感!
そういうの楽しいですもんね。
というわけで久々の新作「ゴーギャンおやじ2」は、本当に楽しく取り組みました!
~今あるものもいつか無くなる。次行ってみよう!~
そんなことが一つのテーマになってましたが、ドリフの「ダメだこりゃ、次いってみよう」は
本当に最高のフレーズですね。改めてドリフは最高です!
ではまた次いってみよう!!!
















