今週は、台風もきているので
読書にどっぷりつかろうと思います。
というわけで、本日読み始め、そして読破したのはこちら。
- ゴールデンスランバー (新潮文庫)/伊坂 幸太郎

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単行本のときから気になり、
映画化されたときも気になり、
でも、なんとなく読む機会を逸していた小説。
ようやく手に取ることができました。
文庫の帯には、
「俺は犯人じゃない! 巨大な陰謀に追い詰められた男
スリル炸裂超弩級エンタテインメント
山本周五郎賞/本屋大賞」
とあり、
そのことばどおり、
ごくごく普通の青年が、突如身に覚えのない、「首相爆殺」の容疑者にされる、
というお話です。
読後の感想は、帯のとおり、まさに、「痛快エンタテインメント!」。
身に覚えがないのに、どんどんと犯人にされていく、そのスリル感もさることながら、
本の構成が、目次にもあるとおり、
第一部 事件のはじまり
第二部 事件の視聴者
第三部 事件から二十年後
第四部 事件
第五部 事件から三ヶ月後
となっており、
様々な時点、様々な立場の人の目線、角度から、
この事件と、犯人にされた青年と、その青年にかかわる人々の様子が
展開されていき、
まるで自分がその事件の目撃者(or視聴者or関係者)になっている、そんな気分にさせてくれ、
ぐいぐいお話にひきこまれていきました。
個人的には、「第三部 事件から二十年後」の内容を、
第三部のタイミングで知ることができたことで、
心にわきあがるスリル感が、ある種の「安心感」をもって受け入れることができ、
お話としてもとても読みやすかったと感じます。
結末も、まさに「余韻が残る」ということばがぴったりで、
その余韻も、
救いようのない絶望感でもなければ、
現実離れしすぎというわけでもない、
こういうまとめ方をしてくれてありがとうございます!と心から思える、
そんなお話になっていました。
全680ページ程度の小説をひとりおうちで、
約5時間どっぷりつかって読破した経験はなかなかないのですが、
今日一日この世界にひたれて、本当に幸せな時間だったなと思えました。
さっそく映画版も見たくなりました。
この世界観をどう実写化したのでしょうか。
またひとつ楽しみがふえました。