さて、その1、その2、その3と続いた昭和メカゴジラの紹介も今回で最後。
映画「メカゴジラの逆襲」のなかから、メカゴジラ2の活躍ぶりをピックアップ。
昭和ゴジラシリーズは一時期、やたら南国の島が舞台になる映画が続いていたりした。
だからかは知らないが、シリーズ最後にして鬱憤を晴らすような爆破が詰まっている。
といっても、メカゴジラ2が本格的に動き出すのは映画の終盤。
それまでは宇宙人の基地で整備されているシーンが続く。
ここではメカゴジラの内部が映るのだが、これが案外広い。
頭部の中にはコントロール装置があるのだが、その整備シーンでは人物二人がゆったりと談笑できるくらいの広さが確認できる。
仕事中にサボってタバコを吸うのにちょうどよさそうなスペースだ。
はっきり言って、無人機なんだから無駄な空間だ。
そんなんだからゴジラに頭をポッキリやられてしまうのだ。
さて、整備の完了したメカゴジラ2はいよいよ出撃。
東京を火の海に変えてしまう。
まあ、「火の海」なんて言葉は比喩表現で使うものだが、この映画に限っては言葉通りの意味だ。
だってこれだぜ。
念のため申し上げておくが、合成されているのは光線だけだ。
吹っ飛ぶ破片も燃え上がる爆炎もすべて実写。
大量のガソリンと火薬で作った本物の爆発だ。
熱風が画面越しに伝わってくるようなすごい迫力になっている。
光線もすごいが、ミサイルもすごい。
前回紹介したパワーアップしたフィンガーミサイル。
それを街に向けて放つとこうなる。
もうギャグマンガじゃん。
こち亀でこんな角度で車が浮いてるの観たことがあるぞ。
このシーン、映像で見ると建物や道路が地盤ごと浮いているのがわかる。
撹拌され緩くなった地面ではこの後新たな建築をするのも大変だろう。
一撃でこの地域の地価を下げる恐ろしい攻撃だ。
というか、ブラックホール第三惑星人はこのあとこの場所に自分たちの都市を作る予定なのだが。
こんなに地盤を壊して都市計画的に問題はないのだろうか。
ちなみにこの場面、メカゴジラ側の味方としてチタノザウルスという新怪獣も同行している。
チタノザウルスは尻尾の先端に扇子のような膜がある。
これを使って強風を起こし、ビルや家屋を吹き飛ばしてしまう。
メカゴジラ2が壊した瓦礫を、チタノザウルスが吹き飛ばす。
効率的に街を更地にする名コンビだ。
そこに、ついにゴジラが登場。
前作とは逆に、今度はゴジラ一体で二体を相手にするハンディマッチだ。
だからといって一切手を抜かないメカゴジラ2。
地盤を打ち抜くレベルのミサイルを、ためらうことなくゴジラに発射。
腹部に命中したミサイルは皮膚を通り抜け、体内で爆発。
ゴジラは口から煙を吹き倒れてしまう。
さらに、投げ飛ばされたゴジラは地面に空いた穴に転落。
上から土砂がかぶさり、生き埋めに。
さらにさらに、ゴジラが埋まった地面の上で足踏みするチタノザウルス。
正直だいぶ序盤で死んでいてもおかしくないが、とにかく念入りだ。
しかし、一瞬の隙を突き反撃開始!
思ったより元気そうなゴジラは、メカゴジラ2に突進。
弾幕攻撃をかいくぐると、前回同様頭部をもぎ取った。
心なしか前より外れやすくなっている気がするが、まだメカゴジラには最大の奥の手が残っている。
もぎ取られた頭部、その下には。
第二の頭部が隠されていたのだ。
そんなもの仕込まずに首周りを丈夫にしろとか、そもそもゴジラに変装しないなら頭とかいらんだろとか。
そんなことどうでもいいのだ。
カッコいいからいいのだ。
この、生物的バランスからかけ離れた異形のフォルム。
頭を失っても死なないという機械の不気味さがゾクゾクくる。
しかも、この第二の頭部から出るレーザーがけっこう強い。
ゴジラの表皮が焦げるくらい強い。
だったら最初からそれ使えよ思わなくもないが。
やっぱり一番強い武器は奥の手にしておくのがカッコいいのだ。
だが、メカゴジラの快進撃もここまで。
コントロール装置を内蔵したサイボーグ少女が死亡してしまう。
そのことで動作不能になったメカゴジラをゴジラの熱線が直撃し、爆発。
弱点を突かれあっさり敗れるのも好きなところだ。
往生際がいいというか。
実際、もしここから粘られたらゴジラが負けていてもおかしくない。
それくらいの強敵だったのだ。
以上が、メカゴジラ2の劇中での活躍ぶりだ。
個人的には、メカゴジラの中ではこの昭和メカゴジラが一番好きだ。
ソフビで散々遊び倒した思い出補正もあると思うけど。
そして、次回紹介するのは個人的に歴代最強だと思うメカゴジラ。
時代は平成、VSシリーズに登場するGフォースメカゴジラだ。


















