高倉和也の朝令暮改 -28ページ目

高倉和也の朝令暮改

お笑い芸人・高倉和也のブログです。

 人が、日常生活で感じる最も不快なことは何か。

 それは、めんどくさい人と対面したときである。

 人にはそれぞれの個性があり、性格は人それぞれだ。しかしめんどくささに関しては、尊重せずに早急になおすべきだと思う。

 高校時代、同じクラスにKという男がいた。

 Kは、めんどくさい人U-20静岡代表だ。毎日のように人を不快にするハットトリックを決める。

 Kは口が臭い。ある日Kと話しているとき、不意にKの息が顔にかかり、思わず顔をしかめてしまった。

 僕の顔を見たKは「臭い?」と聞いてきた。悪いと思った僕は「いや、別に・・・」とごまかした。

 しかし、Kは傷つくそぶりも見せず、むしろ少し誇らしげな顔で

 「さっき、これ、行って来たから」とタバコを吸うしぐさをした。

 いや、ちょっと待て。

 タバコを吸っている=カッコイイ、というのは、まだ感覚としてわからんでもない。

 でも、いくらタバコ由来のものだとしても、口臭はかっこよくねえだろ!?

 なぜお前はドヤ顔で口臭を自慢してるんだ?なぜ口臭カミングアウトの最中に女子をチラチラ見れるんだ?

 その時、わかった。

 Kはナルシストだ。しかし、かっこつけ方の方向性がてんでおかしいのである。

 給食の時間の後。僕が教室で席についていると、給食を食べ終えたKが戻ってくる。

 Kは僕の前の席に座ると、すぐに僕のほうを振り向き(振り向きざま女子の視線をチェック)、親指を立てながらこう言った。

 「食いすぎた~」

 その顔は、痛いビジュアル系バンドがとっておきのバラード曲を披露したときみたいな顔。つまり、自分に酔っていた。

 たくさん食べたほうがカッコイイと思っているのだ。どんな映画を観たらそんな影響を受けるのだろう?

 そんなKは修学旅行のとき、同じようにめんどくさい男であるAと、旅館の飯をどっちがたくさんおかわりしたかでケンカになった。もう勘弁してくれと思った。

 Kに限らず、かっこつけ方を間違えている人は非常にめんどくさい。

 それは、人に限らず国でも同じだと思う。

 中国海軍の艦艇が海上自衛隊の護衛艦とヘリコプターに射撃用レーダーを照射した事件も、要するにメンツを立てるための、かっこつけた行動に思えるのだ。

 このレーダー照射というのは、つまり攻撃するという意思表示である。国際問題なのでピンと来ないかもしれないが、これは日常の問題で考えるとわかりやすい。

 たとえば、ケンカをしているカップルがいたとしよう。原因はなんであれ、まさに一触即発の状態だ。

 そんな緊迫した雰囲気のなか、ふと彼氏が彼女のほうを見ると、こちらに向かって手をかざしてしきりに何か唸っている。

 まさかと思った彼氏は、何をしているか問いかける。
 
 彼女は眉間にしわを寄せながら

 「レーダーを照射してます・・・シビビビ・・・」

 とつぶやく。なんという危険な行為だろう!

 それを見た彼氏は声を荒げて

 「お前、それは不測の事態を招きかねないぞ!遺憾の意を表明する!」

 と叫ぶのだ!これは相当怒っているぞ!

 これでは、先にあるのは不毛な争いだけだ。

 皆さんも、今後ケンカをした場合でもレーダーを照射するのだけは辞めたほうがいい。

 胸倉をつかむくらいにしておこう。

 ただ、もし胸倉をつかまれた状態でも
 
 「不測の事態を招きかねないぞ!」

 という彼氏がいたら、そいつはめんどくさいから殴っちゃっていい。


ではまた。



―――――告知―――――

【窓枠お笑いライブ】

【日時】
2/22(金)
開場:19:30
開演:20:00

【場所】
ライブハウス窓枠
(静岡県浜松市中区板屋町100-10)

【出演】
fuji2
信長マスター
さくらん池田
ぶどう
音速ストリーム 他
(敬称略・順不同)

【料金】
一般1,000円
高校生以下500円
(当日券のみ)


――――――――――――
 高校生の頃の日課は、シャドーボクシングだった。

 当時、同級生がアイドルや俳優に憧れるように、僕はブルース・リーにがっつりはまっていた。

 出演した映画は全部チェックし、ネット上で生前のインタビューや貴重映像を探し回る日々。

 そのうち、自然な流れで格闘技そのものに興味を示すようになる。

 といっても、ジムに通ったり道場に行って武道を習ったりするほど度胸も無い。ネット上で武術関連の動画やハウトゥーサイトを探し回る日々。

 結局、傍目からみればただインターネットをやりまくっているだけなのだが、知識はどんどん増えていく。
 
 空手やボクシングのようなメジャーなものから、クラヴ・マガ(イスラエルの護身術)やカリ(フィリピンの武術)のようなマイナーなものまで。

 知識だけでなく、実際に身体も鍛えた。

 使い古しのジーンズの内股部分を裂いてつなげ筒状にしたものに、使っていない絨毯を切り刻んで詰めてサンドバックを作った。

 庭の木にはマットを巻きつけ、そこにひたすら突きや蹴りを放つ。

 とにかく武術漬けの日々。そんなハードな鍛錬のおかげで、僕は高校生にして全身に故障を抱えていた。

 だいたい、肘か腰か膝のどれかが毎日痛い。メジャーリーグなら問答無用で故障者リスト入りである。

 スネは、硬くするために叩きまくったせいで青アザだらけ。あとでわかったことだが、人間の骨というのは、叩いても硬くなることはないらしい。

 そんな、ケガと付き合うベテランピッチャーみたいな青春を過ごした僕も、柔道の知識はほとんどない。

 柔道は二人一組で練習してこそ、技をかけるタイミングとか、コツがわかってくるのだと思う。

 当時一緒に武道の稽古をしてくれる友達なんていなかったので、「オレは孤高の武道家だから」と自分を納得させた。

 柔道をやるには、仲間との信頼関係が大切なのだ。

 しかし、そのことをわかっていないのは、以外にも柔道の世界の人のようで。

 ロンドン五輪代表選手を含む女子柔道15選手が、代理人を通じて声明文を発表した。

 声明文からは、選手と監督・コーチ、さらには全柔連の間の信頼関係がまったく構築できていないことが伺える。

 前監督の処遇等から見るに、全柔連の幹部と世間の今回の暴行に関しての感覚はかなり乖離している。

 こんな幹部たちに任せていたら、そのうち

 「暴力的指導をしたものは、ワシがみっちりしごいてやる!」

 なんてまったく見当違いのことを言いかねない。

 いっそ民間企業のように、トップを外国人にして徹底的に改革したらよいのだ。

 きっと日本柔道を改革しまくって、今よりもっとレスリングみたいにしてくれるだろう。


ではまた明日。



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【窓枠お笑いライブ】

【日時】
2/22(金)
開場:19:30
開演:20:00

【場所】
ライブハウス窓枠
(静岡県浜松市中区板屋町100-10)

【出演】
fuji2
信長マスター
さくらん池田
ぶどう
音速ストリーム 他
(敬称略・順不同)

【料金】
一般1,000円
高校生以下500円
(当日券のみ)


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 最近、朝起きるとのどが痛い。

 原因ははっきりしていて、部屋が乾燥しているからだ。

 今まで、自宅の自分の部屋が湿気た瞬間を見たことがない。

 いや、目視できるものではないのはわかる。でも、なんかあるでしょ?ジメッとした空気というか、雰囲気みたいなもの。

 それを感じたことがない。仙人は山奥の霞を吸って生きていると言うが、もし我が家に仙人が居候したらすぐに餓死するだろう。

 一応、加湿器は置いてある。でもそれは簡易加湿器というか、電気を使わずに、コップに入れるだけで水を吸い上げて空気を加湿するタイプのやつだ。

 これがまた、ひどく軟弱なやつ。

 加湿器の下部から吸い上げられた水は、上部から空気中に拡散される。

 つまり、加湿器上部は常に濡れていなければならないのだが、うちのは加湿器のくせに自分が乾燥している。

 給水してもすぐに水を使い切ってしまってまったく効果がない。それくらい僕の部屋の乾燥レベルは高い。

 この間も、一ヶ月くらい前に食べた時こぼしたおせんべいの破片が、パリパリのまま布団のしたから出てきた。

 無意識のうちに保存食を作っていたらしい。まあ食べませんけど。

 とにかく、この環境をなんとかしなければ、こののどの痛みも取れないだろう。

 しかし、こんなニュースを見ると案外原因は乾燥だけではないのではとも思ってしまう。

 中国で発生した大気汚染が、汚染物質が風に乗って日本に飛来し、国内でも健康への影響が懸念されているという。

 汚染物質を吸い込むと呼吸器系の疾患はもちろん、心臓病などを誘発する懸念もあるという。

 実際、中国ではこれらの病気の患者が急増している。まあ、中国の場合病気を誘発する要素が多すぎるので、一概に大気汚染のせいだとは言いがたいが。

 そんななか、中国では新鮮な空気を販売する人まで現れた。

 中国の実業家が、ウイグル自治区などで採取した新鮮な空気を缶に入れ、販売しているのだ。

 缶には笑顔の男性のイラストがついていて、吸い込むと健康になるらしい。

 絵に描いたような胡散臭さである。しかも路上で販売している。さっさと売り切ってしまおうという魂胆が見え見えである。

 テレビではこの空気缶を購入したおばさんが、さっそく道端で缶を開けて中身をスーハーしていたが、おばさん、アンタが吸い込んでいる空気のほとんどは道路わきの汚れた空気だ。

 しかも一息吸い込んだあと「味がするわ!」なんて言っていた。

 本当に味がするかどうかはひとまず置いておいて、きれいなはずの空気に味がついていることに疑問は感じないのか?

 味がするってことは、絶対にただの空気以外の何かが入ってるってことだぞ?

 ていうか、そもそもこの缶の中身が本当にきれいな土地の空気かも疑わしい。

 案外、販売してる実業家のおっさんの吐息だったりするかもしれない。

 いや、それならまだしもオナラだったりしたらどうする!?自分のオナラを缶に閉じ込めて販売するおっさん。そしてそれを吸うおばさん。

 「味がするわ!」

 オエェー!

 想像しただけで吐き気がする。何プレイだ?命名不能だ。

 早く大気汚染が改善されなければ、こういう精神汚染された人達がもっと増えてしまう。


ではまた明日。




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【窓枠お笑いライブ】

【日時】
2/22(金)
開場:19:30
開演:20:00

【場所】
ライブハウス窓枠
(静岡県浜松市中区板屋町100-10)

【出演】
fuji2
信長マスター
さくらん池田
ぶどう
音速ストリーム 他
(敬称略・順不同)

【料金】
一般1,000円
高校生以下500円
(当日券のみ)


――――――――――――
 みなさんご存知の怪獣王ゴジラは、普段何を食べているか知っているだろうか?

 正解は、核エネルギーである。

 しかも、口からは食べない。吸収するのだ。たぶん化粧水をつけるような感覚で肌から浸透させるのだろう。

 劇中でも、ゴジラが原子力発電所を破壊するシーンがあるが、漏れでた放射性物質はゴジラが吸収してしまうので大事には至っていない。

 壊れても、ゴジラがいればオッケーなのだ。

 フィクションの原発はこんな感じにわかりやすい扱いだが、現実の原発は人間関係の複雑さもあって実にややこしい。 

 日本原子力発電敦賀原発の断層調査をめぐり、原子力規制庁の名雪哲夫審議官が公表前に日本原電側に評価報告書案を渡していたことがわかった。

 報告書の内容が事前にわかることで、日本原電側は、敷地内に走る断層が活断層であるかどうかを判断する専門家会合前に反論を準備することができた可能性もある。

 元々独立性を謳って作られた組織だけに、事業者との癒着は問題になりそうだ。

 しかし、そもそも完全に独立した規制組織などできないのではないかとも思う。

 原子力発電を行う側も規制する側も、どちらも原子力の知識が必要だ。

 そうなるとどうしても同じ会社や省庁、もっと遡れば同じ学校出身の者たちが集まることになる。

 立場上は対立しなくてはならなくても、元同僚や同窓生ならばその関係にも甘えが生じるだろう。

 特に学生の時なんて、思い返せば恥ずかしい思い出ばかりだ。

 酒の席でのかっこ悪いエピソードをネタに便宜を強要されたら、絶対に断れないだろう。僕ならすぐ報告書見せるね。絶対。

 これの解決策は一つだ。規制する側の人間を友達のいない奴にすればそもそもエピソードがないので安全になる。

 自己紹介の段階で母校が同じことがわかっても、事業者側の「こんなやついたっけ?」という視線が規制庁の人間に突き刺さるだけだ。敵対心もあおれて一石二鳥である。

 となれば、今から人材を発掘せねばなるまい。全国の原子力関連の研究を行う大学で、すぐにでも昼食時のトイレを調べるべきだ。

 そこでひとりで飯を食っているものたちが、将来の原子力を担うことになるのである。



ではまた明日。



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【窓枠お笑いライブ】

【日時】
2/22(金)
開場:19:30
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ライブハウス窓枠
(静岡県浜松市中区板屋町100-10)

【出演】
fuji2
信長マスター
さくらん池田
ぶどう
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(敬称略・順不同)

【料金】
一般1,000円
高校生以下500円
(当日券のみ)


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 どちらかと言えば、自分は文系の人間だ。

 逆に最も縁遠いのが体育会系で、スポーツも苦手だった。

 それなのに、小学校6年生の時はサッカー部の部長をやっていた。

 僕の小学校は人数が少なく、6年生の男子は必ずどこかの部の部長か副部長をやる必要があったのだ。

 各部の部長・副部長を決めるホームルーム。

 どうせ何かはやらなければならないと、苦肉の策でサッカー部に、副部長になるつもりで手を上げたら、やる気があると勘違いされて部長になってしまった。

 当時の僕はブクブクの肥満体。当然サッカーもヘタクソだ。そんな僕に人をまとめる力もなく「○○君が部長のほうがよかった」と言われる始末。

 同じクラスにいたほかのデブ二人は、ちゃっかり水泳部の部長と副部長に納まっていた。デブは水に浮く。その利点を最大限に活かす術を奴らは心得ていたのだ。

 狡猾な奴らめ。僕は心の中で彼らを呪った(やけ食いしながら)。

 結局、下級生からも信頼を得ることができず、何もかもいやになった僕は大会直前に泣きながら辞めたいと懇願した。部員の前で。ダセェ。

 それでも、そんなタイミングで辞められるわけもなく大会は始まった。キャプテンマーカーを腕につけて試合に出た。

 相手チームは僕がヘタクソとも知らずに警戒してマークしてくる。だから僕は囮になった。囮キャプテン。斬新な作戦だ。

 そんなこんなで大会は終わった。勝ったか負けたかすら覚えていない。それくらい興味が無かったのだ。早く帰りたかった。

 前置きの昔話が長くなったが、今回のテーマとした事件は、そんな自分とは縁遠い世界の出来事だ。

 女子柔道の日本代表選手を含む15人が、監督らによる暴力やパワーハラスメントがあったことを日本オリンピック委員会(JOC)に告発していたことがわかった。

 園田隆二監督やコーチにより平手や竹刀での殴打や足での蹴りなどの暴力が行われていたというのだ。
 
 このことを知った時、僕は「柔道技使えよ!」と思ってしまった。論点はそんなところじゃないのはわかるのだけど。

 おそらく、指導者として絶対的上位の立場を守りたいが為の、弱さゆえの行動だ。

 現役選手に柔道の強さではかなわないから、柔道技ではないただの暴力で強さを誇示するのだ。
 
 日本の柔道界は、世界に比べるとコーチと選手の上下関係が厳しいという。これは、先輩・後輩の関係を、そのまま指導体制に持ち込んでいるからではないか。

 体育会系社会では、後輩にとって先輩は絶対的存在である。逆に先輩からすれば、後輩に弱い部分を見せず、常に後輩より上位の存在でなければならない。

 しかし、日々修練を積む現役選手とコーチとの柔道の力の差は広がっていく。そのギャップを補い先輩の尊厳を守るための暴力だったのではないか。

 ようは、自分が選手より弱くなっていることを認めるのが嫌なだけだ。

 指導する側になってるんだから、いい加減気持ちを切り替えねばいかん。まずは自分が選手より弱いことを認め、そのことを選手に伝えるべきだ。

 これからは就任後の所信表明から変えていこう。最初の挨拶でも

 「新しくコーチになった○○です。オレはお前らより弱いけど、技術は伝えられます。よろしく」

とやるのだ。それ以外でも、随所で自分の弱さを伝えていく。

 「オレは、お前より弱いけど、今の寝技は相手に返されると思うぞ」

 「怪我をしたのか?お前より弱いオレがみてやろう」

 「今回の試合は負けたが、オレはお前らより弱い!だから自信を持て!」

 こうすれば、選手に対して暴力をふるうようなことはなくなるだろう。

 逆にコーチはいじめられそうだが。

ではまた明日。



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【日時】
2/22(金)
開場:19:30
開演:20:00

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【出演】
fuji2
信長マスター
さくらん池田
ぶどう
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