強行突破 | 高倉和也の朝令暮改

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お笑い芸人・高倉和也のブログです。

 様々な情報が交錯するアルジェリアでの人質事件。
 依然として混乱した状態が続いている。

 
 アルジェリア軍は人質の救出作戦を行った。
 しかし、この作戦により人質30人が死亡したとの情報もある。
 本末転倒すぎる。捕まっている少年ごと怪人にライダーキックを喰らわせるような荒業だ。
 そもそも僕は、こういう特撮モノが今回のような犠牲を生むのではと考えている。
 特撮モノでは人質がとられても、なぜか怪人にだけうまく攻撃が当って人質は助かるのだ。
 状況によって、主役のヒーローが攻撃する時もあれば、仲間が突然現れることもあるが、ほぼすべてに共通して「人質を助ける」手段が「怪人を攻撃する」なのである。
 なんと暴力的な思想だろう。こんな危険な番組を小さい時から見ているから、いつまでも猟奇的な殺人や陰惨ないじめ、AVのパッケージ詐欺がなくならないのだ(許せない!)。
 今回の人質救出作戦も同じである。暴力的な刷り込みが行われていたせいで、交渉による解決という発想が出てこなかったに違いない。
 このような悲劇を繰り返さないためにも、今後の特撮ヒーローは暴力ではなく交渉で少年を救出するようにすべきだ。なんなら、救出だけでなく攻撃手段も言葉でいい。
 文字どおりの「殺し文句」。聞くと死んじゃうのだ。
 怪人を倒すためなら、興信所を使って怪人の過去のトラウマを探り出すこともいとわない。
 しゃべりのダークヒーロー。口だけバットマンだ(かっこいい!)。
 問題は、アルジェリアの子供たちに特撮を見る文化があるかだけである。


 この事件に関しての情報は、なかなか正確なものが入ってこない。
 現地のメディアですら情報が二転三転するのだから、日本での混乱は当たり前といえば当たり前だ。
 そもそも、根本的に情報は錯綜するもんなのだ。
 なぜなら、人間はより目新しく、衝撃的な出来事にひきつけられるからである。
 例えばである。
 あなたの前に、全裸の男性が現れたとしよう。
 一応断っておくが、これはいかに人間が衝撃的な情報にひきつけられるかという話であって、決してふざけているわけではない。
 さて、その全裸の男は、あなたの目の前を盗んだ下着をもって走っていく。
 もう一度断っておくが、決してふざけてはいない。彼は、社会の歪が産んだ悲しき犠牲者なのだ。
 「尾崎がバイクを盗むなら、俺はパンツを盗んで走り出す!」
 尾崎は走り出すためにバイクを盗んだわけで、パンツを盗んだからといって決して走り出す必要は無いのだが、そこが若さというものか。
 青春のはけ口を下着ドロにさだめた彼の心は、ろくに練習せず校内恋愛にうつつをぬかす高校球児よりよっぽど純粋である。
 さて、そんなティーンエイジャーの犯罪現場を目撃したあなたは、さっそく警察に通報する。
 しかしである。
 全裸であるとか下着を持っていたことは思い出せるのに、肝心の犯人の顔はちっとも思い出せないのだ。
 そんなバカなと思うかもしれないが、実際にこういうことはよくあるらしい。
 別な例で言えば、顔に絆創膏が貼ってあったり大きなアザがあったりすると、そこに意識がひきつけられて肝心の顔にはほとんど意識が行かないという。
 つまり、テロリストも全裸で逃げれば顔は覚えられないということだ。
 すぐに撃ち殺されるだろうが。


ではまた明日。



―――――告知―――――

【静岡よしもとライブ】

【日時】
1/25(金)
開場:18:30
開演:19:00

【場所】
静岡市江崎ホール
(静岡市葵区七間町8-20 毎日江崎ビル9階)

 【出演】
カズ&アイ
チーモンチョーチュウ
ボーイフレンド
東生よしゆき 
けんたろう
十代時代 他
(敬称略・順不同)

【料金】
前売1200円
当日1500円
チケットよしもと、チケットぴあで発売中
Pコード:425-696


【窓枠お笑いライブ】

【日時】
1/25(金)
開場:19:30
開演:20:00

【場所】
ライブハウス窓枠
(静岡県浜松市中区板屋町100-10)

【出演】
fuji2
信長マスター
さくらん池田
ぶどう
音速ストリーム 他
(敬称略・順不同)

【料金】
一般1,000円
高校生以下500円
(当日券のみ)


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