コンピューターでは、なぜことばが作れないのか
コンピューターがどんなに発達しても、新しいことばを作りだすことはできません。
ことばを作るには、人間な経験や空想力や直感が背景にあって初めて生まれるものなのです。
過去に、コンピューターでネーミングを作ろうとした人がいましたが、成功しませんでした。
その理由は、大変な作業を人が新たに行うことになるからです。
ネーミングとして一番多い5音のことば(例えば「アリナミン」)を作る場合で考えてみましょう。
5つの音を組み合わせたことばをコンピューターから 取り出すと、100億語という膨大なことばが出てるくるのです。
日本語で使われている音節には「あいうえお」などの五十音のほか、濁音、半濁音、拗音など138の音節(拍)がありますが、これを単純に100と計算しても5音の場合は100の5乗となりますから100億語になるのです。
その中から日本語の音用慣習などを考えながら使えることばを選ばなければなりませんが、その作業は人の手作業になってしまいます。それを毎日1000語を行ったとしても、1人で作業をすれば330年もかかってしまうのです。
「ことばやネーミングの素案を作る仕事」は、人間がその感性をフルに使って生み出す以外に方法がないのです。