「語感」と「音相」はどこが違うか
・・・意味としての語感、イメージとしての音相・・・
どちらの語も、ことばが持つ感覚的なものを指したことばですが、これらの間にどんな違いがあるのでしょうか。
言語学では意味論の中で、「意味」ということばには事物そのものが持つ意味(中心的意味、または指示的意味)と、直接的ではないが周辺的にもつ意味があり、周辺的な意味を「語感」と呼んでいるようです。
そして語感には
①意味的語感
(「感性」と「感受性」に見られるような、直接意味の違いにつながるもの)と
②感覚的語感
(「顔」と「お顔」のような間接的に意味とつながるもの)
があるといわれています。
どちらにしても、これらは「意味」とつながるものですから、「語感」は意味を中心に伝わる感覚と言ってよいでしょう。
これに対し「音相」は、初めに上げた「蛙とかわず][センスと感覚]のように、ことばの音の響きから生まれる雰囲気やイメージをいうのです。
それが捉えようとするのは意味ではなく、「表情」や「情緒」といえるものです。