動物の鳴き声に見る日英両語の共通点
日本語と英語は文字を単位で比較すると無関係のように見えますが、どの民族も同じように聞こえるはずの擬声語(オノマトペア)を、音素や調音種の段階で比較すると、そこには次のような明白な共通点があることがわかります。
動物の鳴き声に見られる音相的な共通点
日本語 英語
猫 「ニャーニャ-」 と 「ミューミュー」・・・・
【ともに鼻拗音(ニャ、ミュ)と長音でできている。】
犬 「ワンワン」 と 「バウワウ」・・・・
【ともに有声両唇音(ワ、バ、ウ)と母音アを多用している。】
鶏 「コケコッコー」 と 「コッカドゥードゥルドゥー」・・・・
【ともに破裂音(コ、ケ、カ、ド)が多く、母音にはオ・ウ音が多い。】
ひよこ 「ピヨピヨ」 と 「ピープ」(または「チープ」)・・・・
【ともに無声破裂音系(ピ、プ、チ)が多く、母音にはイおよびオ、ウ音が多い。】
烏 [カーカー」 と 「コーコー」・・・・
【ともに無声喉頭破裂音(カ、コ)ばかりででできている。】
このように一見無関係と思える音でも、音素や調音種の段階まで落として比較すると同系列の音から生まれたものであることがわかりますし、違いが生れるのは、言語ごとの音の使い方の慣習からくるものであることがわるのです。それは口腔内の筋肉構造の発達の度合いによることがわかるのです。
例えば、「コケコツコー」や「ワンワン」は、日本人にも無理なく自然に発声できますが、「ドゥードゥルドゥー」「ミューミュー」「バウワウ」などの音は、大昔から日本人の発 音慣習になかったため筋肉が退化指定ていて言い難いため言い易い音にかえて使っていること大きく関係があるのです。
世界的に有名なブランド名がどの国でも同じように人気があるのをみても、ことばの音が脳内の聴覚野に与える刺激は基本的に同じ身体構造を持つ人類なら、ほとんど同質と見るのが自然な考えのように思うのです。